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集英社文庫
中国・反骨列伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 274p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087472721
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

春秋戦国の時代、反骨精神の塊・田単は「いつか国が自分を必要とする」と信じて疑わなかった。好機到来!やがてそれは現実のものとなる。兵法に明るい彼は次々に奇策を放ち、ついに斉の救世主にまで登りつめた。その彼が、苦戦を強いられる。万策尽きた果ての戦略とは…。国を救った男・田単を始め、筋金入りの反骨漢・蘇武、眉目秀麗の天才・文天祥など、中国の歴史に輝く反骨漢七人の生涯。

目次

国を救った男―田単
直言の士―袁〓
雁書―蘇武
愚兄賢弟―諸葛瑾
義骨の士―楊阜
書聖の素顔―王羲之
正気の歌―文天祥

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Maxshingo8

3
中国の人物伝が好きなので購入。反骨というキーワードを中心に田単、袁盎、蘇武、諸葛瑾、楊阜、王羲之、文天祥を取り上げている。初めて知る人物もいたが、テーマに沿って面白く知ることができた。しかし、何度触れても中国の歴史は雄大で深みがあって面白い。権力に逆らったら死ぬかもしれない中で自分を通して生きるということはとても難しかっただろう。楊阜、文天祥は今回始めて知っただけに少し掘り下げてみたくなった2018/08/11

のんたん 

2
呉の諸葛謹はもっと優しいイメージがあったが、なるほど読んでいくうちに優しさや誠実さの中にも反骨の精神があるのだなと納得。田単や蘇武は反骨で有名だが、東晋の王義之や南宋の文天祥はほとんど知識がなかったので、時間があればこの時代の本を読んでみたい。2016/02/02

ペリー

1
中国史短編集 傑作ではないがまとまっている。作者の史観が強く入っているので苦手な人は苦手かもしれない。僕は読めた。2015/08/14

caramelscratch

1
魂は、純であった。驚くべきほどの純粋さである。そして、その血は常に滾っていた。愛国の至情によってである。 ――私は、この国のために死ねるか。 彼は、いつも自分にそう問いかけていた。答えは、 ――諾。 であった。いつでも死ねた。だが、犬死はしたくなかった。国のために殉じるのであれば。 十五歳になる文天祥は、すでに一角の国士であった。(p235)2013/01/01

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