内容説明
耶律楚材を得てチンギスは帝国をいっそう強大なものにしていった。しかし巨星チンギスが墜ちると後継者問題が浮上する。息子たちはその座を狙っての権謀術数を巡らす。母や妃、そしてマリアを始めとする女性たちの期待と不安の中、チンギスの三男オゴディが二代ハーンの座に。三代グユク、四代モンケと後継者たちは西へと勢力を伸ばし世界帝国へと膨張を続けるが、分裂の影が忍び寄っていた。金を滅ぼし宋を追うモンゴル、膨張する帝国の行方。
感想・レビュー
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大阪魂
40
シリーズ第2弾!チンギスは冒頭で亡くなり、三男オゴディが大ハーンに!ところが酒の飲み過ぎで病に倒れ、約束どおり四男トゥルイ家が継承するかとおもたら、摂政の皇后トゥルキナの暗躍で息子グユクが継承!ちなみにオゴディの死で西征部隊はハンガリー攻略寸前で侵攻ストップ、それでヨーロッパは蹂躙されずにすんだそう…チンギスから第3世代になるとみんな自分の利益のためだけに暗躍…重臣も帝とかにおもねって栄華誇るもすぐ足すくわれ惨殺される繰り返し…そしてトゥルイ家の長男モンケが大ハーンに!でもまだまだ親族間での暗闘続きそう…2023/09/24
金吾
28
○チンギス・ハーンの子供や孫の代の話になり、興味が増していきます。それぞれ権力を握りだすと対立はしていくのだなあと思いました。チャガタイ家がほとんど目立たないようにも感じました。2022/12/02
亀様
2
チンギスが堕ち、息子達の後継者争いが起こり、オゴディ、グユク、モンケとハーンは西に勢力を伸ばしていきます。耶律楚材も登場しますよ。2005/11/17