集英社文庫<br> セッション―綾辻行人対談集

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集英社文庫
セッション―綾辻行人対談集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 275p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087471236
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

宮部みゆき、楳図かずお、養老孟司、大槻ケンヂ、京極夏彦、北村薫、山口雅也、瀬名秀明、篠田節子、法月綸太郎、竹本健治―錚々たる11人の強者と綾辻行人との対談・鼎談集。ミステリやホラーを中心に、話は楽しく豊かに展開する。対談相手それぞれの著作を、そして綾辻作品を読み解く鍵が、ここにある。西原理恵子のマンガ「それゆけあやつじくん」も再収録。

目次

1 宮部みゆき
2 楳図かずお
3 養老孟司
4 大槻ケンヂ
5 京極夏彦
6 北村薫and宮部みゆき
7 山口雅也
8 瀬名秀明and篠田節子
9 法月綸太郎
10 竹本健治

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

101
時は20世紀の1996年。雑誌での企画で行った綾辻行人氏の対談集(一部鼎談もあり)。当時の勢いや作者のバイタリティやそれぞれが描いていた未来予想図が見え、現在に当てはめてみると実に面白い。まさにミステリ今昔物語だ。綾辻氏と法月氏の対談で10年後にミステリの物凄い才能が大挙して爆発する時が来ると小森収氏がミステリマガジンで書いたという件が強く印象に残った。当時から10年後と云えば2006年。それから現在に至るまで毎年新たな才能が出てはランキングを賑わかせている。この時の予言はまさに真実となっている。2018/06/17

はらぺこ

43
1992年~1996年に行われた対談、鼎談、座談を集めた本。この本で「鼎談」って言葉を知った。 あとがきに書かれてる他の対談も読みたい。特にエヴァンゲリオンを巡っての小野不由美さんとの対談ってのが気になる。どこかで読まれへんかな?2016/03/09

佐島楓

33
本格ミステリにはまりはじめたころ読んだ本。あまり綾辻さんご本人のことを存じ上げなかったし、ミステリ界のことも知らなかったので、横のつながりが見えてとても楽しかった。2015/03/22

Yuki

32
懐かしい対談を読みたく、古本で再読。当時中堅本格ミステリ作家の綾辻行人氏と90年代をときめくさまざまな作家との対談を集めた1冊。90年代半ばなので「今度出る京極夏彦さんのデビュー作がすごい」とか「清涼院流水さんが今度デビューします」みたいな話がポロポロ出てくる。まだデビュー2作目に着手したばかりで不安を口にする瀬名秀明氏を励ます篠田節子氏のお姉様っぷりが素敵。「新本格で初めてミステリ読んだ層がいることにショック」と語る綾辻・法月両氏にごめんな?と思ったり。現状に照らし合わせると興味深い事柄も多々。2018/07/03

みや

24
1992年から1996年までの11名との対談を収録。小説に関することだけでなく「恐怖とは」「狂気とは」についても多く語られており、どの対談も興味深く読んだ。大人になるということはだんだんお化けになっていくことだからお化けが怖くなくなってしまう、という楳図かずお先生の考え方に笑いながらも納得。「こんなもの(十角館)が講談社から堂々と本になってはいけない」などと本格ミステリが言われていた 話は何度聞いても信じられない。「スプラッターは語彙がポルノ」に笑った。確かに笑。京極夏彦先生の貴重な洋装写真も嬉しい。2020/08/03

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