内容説明
「愛し合っていればセックスしてもいい」とは、現代の若者の常識。しかしその結果、10代の妊娠と人工中絶が増えているとしたら?産婦人科を受診した女性の姿を通して、著者は生命の大切さ、正しい避妊の必要性を訴えかけます。「もっと自分の体を知り、もっと自分の体を大切に!」豊かな性の確立をめざす中高生への熱いメッセージ。
目次
1 傷ついた性の光景
2 性にともなう病気
3 人工中絶とはなにか
4 避妊のむずかしさ
5 十六歳の母たち
6 喜びの性を求めて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
無識者
10
本来だれもが気を付けて読まなければいけないと思う。誤った避妊知識であったり。人工妊娠中絶が体にかける負担だったり、性病のことだったりと。ただ、著者は産婦人科医なのだが、著者のところでかかりたいかというとあまりその気がしない。「これが正しい!」という態度が私は苦手なんだな2015/03/07
harutamano
7
基本常識としてクラス文庫に置いといてほしいなあ。いまなら電書に入れておけば、誰が借りたかとわからず読めるんじゃないかなあ。知識が必要だよ。2020/11/25
Mill
4
お気に入りさんに勧められて読みました。性に関しては男女は平等じゃない、とは分かっていたはずですが、読んでみて改めて認識しました。 人工中絶の辺りは読んでいて辛かった…。でも、男女問わず知っておかなければならない現実だとも思います。 どっちかが(あるいはどっちも)不幸になるような事はするべきじゃない。そのために、無知ではいけないなと強く感じる次第です。 読んでいて胸が詰まりそうな本でしたが、読んでよかったと思います。 思春期の子供たちにも、読んでもらいたい一冊です。2012/09/18
こばやし^^*
2
私が初めて読んだのは高校の時だから、6年くらい前かな。 女も男も平等じゃないのが『性』。読めばわかる。読んでほしい。 性に対する認識が甘い今だからこそ必要な本だと思う。2009/11/16
naoko
2
10年位前に初めて読み、ちょこちょこ読んだりしますが、本当に学生さんに読んでもらいたいと思います。まだ心も身体も未熟だし、自分の事も相手の事も大切に想うならどうするべきかって真剣に考えるべきだし、知るべきだと思います。