出版社内容情報
ダイイング・メッセージは「アリス」…!?
クロロックの奢りで食事をしていたエリカたちは、追突事故を目撃。運転していた女性は駆けつけたエリカたちに小箱を託した後こと切れた。遺されたメモには「アリス」と…!?(解説/村上貴史)
内容説明
クロロックの奢りで食事をしていたエリカたち3人組は、追突事故を目撃した。運転していた女性は駆けつけたエリカたちに小箱を託した後、こと切れてしまった。遺されたメモには「アリス」という三文字が読みとれて…。そして女性の事故は、何者かにブレーキを壊された結果起きたことだということが分かったのだが―!?表題作のほか、『吸血鬼と13日の日曜日』を収録。大人気シリーズ第7弾。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。桐朋高等学校卒業。76年、サラリーマン生活のなかで執筆した「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞、ミステリー界に新風を吹き込む。以後、幅広い分野の小説を発表、ベストセラー膨大。2005年度日本ミステリー文学大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
76
エリカの活躍が続く。 赤川次郎40歳の出版で, 後書きに相当する「40歳を迎えて」 がある。 赤川次郎の登場人物での人気投票でエリカが9位とのこと。 投票した人の年代、女性か男性かの別があると傾向が分かり易いかも。2012/07/04
ありちゃん@道東民
42
こちらも娘の友人から借りて読みました。いきなりエリカが大学生になっていてびっくりしましたが、これ、吸血鬼シリーズ7巻目にあたるのですね。一作目であんなに初々しかった涼子が母親になって、めちゃくちゃ強くなってる。ついでにキツくなってる。7巻目までの間に一体何があったのだろうか。作品は、中編が二本。個人的には、吸血鬼と13日の日曜日が、凝っていて好きでした。それぞれのキャラクターに魅力がありますし、読んでいて面白かったです。2016/03/07
白雪ちょこ
21
短編2話となっており、表題作の「不思議の国の吸血鬼」は、アリスに関する殺人事件が繰り広げられてる。 昔の作品だったため、警察官が「天下の警察官だ!」とふんぞり返っている描写が、今ではありえないことから、こちらとしては結構面白かった。 クロロックの印象は、今の方がダンディ紳士、昔の方がお茶目なおじさんといった感じ。 みどりと千代子もセットで大活躍しており、今の時代でそんなことしたら絶対ありえない、と言ったような表現方法も多々あった。 エリカも大活躍で、無事に解決できたことが良かった。2024/01/07
coco夏ko10角
15
吸血鬼シリーズ第7弾。「不思議の国の吸血鬼」千代子もみどりもすっかり人が死ぬことに慣れきってしまった。包みの中身が何なのか気になり一気に読んだ。「吸血鬼と13日の日曜日」冒頭の病院やみんなが泊まってるコテージの雰囲気がいかにも、って感じでドキドキ。2013/12/04
蕭白
12
あっという間に読了です。表題作のテーマは重い感じでしたが、キャラクターのせいか、ライトな感じで読めました。気楽に楽しめる作品でした。2016/08/24