内容説明
吾輩ハ作者デアル…。作者であるからして、日々いろんなことを考える。いろんなものを見る。いろんなものを聴く。いろんな場所へ行く。そして、いろんな人を想うのである。家族のこと、喪った友のこと、異国の街で出会った人々のこと―。原田宗典がそんな作者的日常から生み出した、時に笑えて、時に心にしみる大切な文章たちを特別に集めました。文庫オリジナル・エッセイ集です。
目次
1 言葉について(言葉について;女の大笑い ほか)
2 耳よりな話ふたたび(友に音楽を贈る;嗚呼ポール、ありがとう ほか)
3 紐育素描集
4 それは詩だった。―シ的フランス日記(トゥールーズ;ピュイミロール村 ほか)
5 私は告白する(息子は我が師?:寝起きの特効薬 ほか)
著者等紹介
原田宗典[ハラダムネノリ]
1959年3月25日東京都新宿区生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒。84年「おまえと暮らせない」で第八回すばる文学賞入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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笹目ゆー
1
妹(原田マハ)のこともちょっと書いてあって面白い2017/09/10
gonta19
1
2007/5/26、住吉のジュンク堂で購入。2009/2/15~2/21 移動用であったが、待ち合わせの時間つぶしの三宮のとあるスターバックス店内で読了。 原田氏のエッセイは久しぶりに読んだが、相変わらずの原田節で安心して楽しめる。フランスワールドカップに行ったときのエッセイが掲載されているが、私も行ったときのことを思い出して懐かしかった。2009/02/21
たんにゃ
0
○宗典パワーかえってこーい。2012/12/21
Margate
0
エッセイ集です いつも?の おふざけ満載のエッセイばかりぢゃなく 静かな調子のや 真面目なのも混ざっていて? よくいえば バラエティに富んでいた 2002年のポール様のワールドツアー(CD)についても 語っておられる点を・・・謹んで特筆しておきたい♪♪♪
:*・ さくら華恋 ・*:
0
他のエッセイと比べると原田節がなくなってる気がして、やはり原田さんのエッセイにはビロウな話などを期待してるので、鬱の薬を服用中とあったので以前のようには書けなくなってしまったのでしょうか? 落ち着いた雰囲気のエッセイって感じですね、内容の約100ページは1998年に行ったフランスワールドカップの感想です。2012/12/12