集英社文庫<br> 岳飛伝〈12〉飄風の章

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集英社文庫
岳飛伝〈12〉飄風の章

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087456455
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

海上で韓世忠と李俊が激突。物流を一時停止した蕭げん材が金国上層部から呼び出される。南方では岳飛と秦容が北進を決意──。国と人の関係が年月を経て、鳴動し始める第十二巻。(解説/西上心太)


内容説明

呼延凌率いる梁山泊軍と兀朮率いる金国軍が、激戦を展開していた。両軍とも勇将を失うも、勝敗はつかず。そんな中、梁山泊水軍も動き出す。李俊は、交易船を狙う不穏な動きを見せていた韓世忠をついに追い詰め、打ち斃す。そして秦容と手を組んだ岳飛は、北への進撃の手始めとして南方・景〓(ろう)にいる辛晃軍五万に対して攻撃を開始―。あらゆる事態が急展開。各々が剛毅果断に挑む第十二巻。

著者等紹介

北方謙三[キタカタケンゾウ]
1947年唐津生まれ。中央大学法学部卒業。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で第4回吉川英治文学新人賞を、85年『渇きの街』で第38回日本推理作家協会賞長編部門を、91年『破軍の星』で第4回柴田錬三郎賞を受賞。また、2004年『楊家将』で第38回吉川英治文学賞を、06年『水滸伝』(全19巻)で第9回司馬遼太郎賞を、07年『独り群せず』で第1回舟橋聖一文学賞を受賞。10年に第13回日本ミステリー文学大賞を、11年『楊令伝』で第65回毎日出版文化賞特別賞を受賞し、13年に紫綬褒章を受章。16年、第64回菊池寛賞を受賞。17年、「大水滸伝」シリーズで第6回歴史時代作家クラブ賞特別功労賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

264
梁山泊古参メンバーの活躍場面が多いだけで、一気に読むテンションが上がることを再認識。それ以外にも、全体的に戦の展開に起伏があって楽しい。韓世忠と李俊、そして燕青と劉正の一騎討ちには、共通して時が止まってしまったような、歳を重ねて達人の域に達したかのような描写がなされる。特に燕青に関しては、少しあっけなさ過ぎる気もするが、大きな戦で散っていくことの出来なかった英傑の最期としては、ふさわしい演出なのかもしれない。岳飛/秦容と辛晃も一進一退の読み合いがスリリングでとても良い。やはり金国が絡まない戦は熱い。2022/03/12

しんごろ

217
戦いに次ぐ戦い。李俊と韓世忠の水上戦も熱いが、岳飛と秦容の連合軍対南宋の辛晃軍の戦いが熱すぎる。熱い戦いが北方水滸伝の真骨頂で醍醐味。ページをめくる手が止まらない。戦いだけではない。李俊と張朔の語りも熱く、そして涙を誘う。あまりにも熱い戦いがあったせいか、聚義庁はお休み。話はなくても宣凱を筆頭に目まぐるしく仕事をこなしてる姿が目に浮かんでくる。そして悲しいかな。古参の漢が一人また一人とこの世を去っていった。梁山泊以外の人までも…。合掌!2021/01/06

sin

64
嫉妬から妻をなぶり放逐した元南宋水軍総帥・韓世忠はその器の小ささと慢心に憎める存在としての人間臭さがあった。その妻が身を寄せた日本人・ヘイセイセイ…平清盛とはその取って付けたような音読み仮名はいただけない。金軍総帥・丌朮は胡土児をモンゴルからの防衛に充てるがこの後の歴史に登場する“蒼き狼”に繋ぐ伏線か?何にしてもその出自に物語の流れは向かうのか?岳飛は小梁山の秦容と共に南宋軍と闘い北進への足掛かりを得る。かつて岳飛を騙し討ちした秦檜が如何にも大物然として描かれるがこの宰相の扱いがどうしても腑に落ちない。2022/12/20

眠る山猫屋

54
時代が少しづつ変わっていく、そんな風が吹き抜けた巻。南海では夢の名残を引き摺る韓世忠を討ち果たす混江竜・李俊。水滸伝から闘ってきたこの老将は、更なる死に場所を希求しつつも、息子のように育った張朔のために生き延びることを約束する。そして北でも胡土児が〝父親〟の影を見る。息子たちの想いは様々だ。浪子・燕青の最期は、やっぱり彼らしく。シリーズを通して一番ロマンチックに生きロマンチックに人生を全うした男だったように思う。林沖とは違った意味で。さよなら浪子。2020/01/21

ポチ

47
あちこちで動き出しましたね。李俊のしぶい凄み、年を取っても健在ですね。燕青、ゆっくり眠って下さい。さあ、秦容、岳飛、北上だ。2022/05/12

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