出版社内容情報
高校受験をひかえた研人。はたして無事に彼女の芽莉衣ちゃんと同じ高校へ進学できるのか? また、我南人の「ラブタイマー」の活動があらためて活発に。愛され続けて第10弾!(解説/根岸裕子)
小路 幸也[ショウジユキヤ]
内容説明
明治時代から続く古本屋を舞台にした“東京バンドワゴン”シリーズは、皆様に愛されてついに第十巻目!さて、今回のお話は、真夏の幽霊騒動、そっと店に置き去りにされた謎の本をめぐる珍事、そして突如湧き起こる我南人引退危機!?や研人の高校受験の顛末など、笑いと涙の全四編。堀田家恒例の全員勢揃いの騒々しい朝食シーンや、初公開の堀田家の正月もお楽しみ。結局、「LOVEだねぇ」!
著者等紹介
小路幸也[ショウジユキヤ]
北海道生まれ。広告制作会社退社後、執筆活動へ。『空を見上げる古い歌を口ずさむ』で第29回メフィスト賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
246
“Listen to what the man said”だなぁ。あっ、邦題を『あの娘におせっかい』って言いまして。堀田家の面々とその仲間たちは、ほっとけない‼︎ ……ほったけないのかΣ(ºㅿº ๑)⁉︎ それよか『ヒア・カムズ・ザ・サン』ですよね。言わずもがな、アルバム『ABBEY ROAD』に収録。“I want you (She's so heavy)”が吹雪の様な曲でね。次の“Here comes the sun”のイントロが始まると、ホッとするんだよ。なので希望のある話であるのは規定事項なのさ。2022/09/16
starbro
207
♡東京バンドワゴンシリーズ完読プロジェクト! https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11307678?sort=book_count&order=desc 第13弾は第十巻ヒア・カムズ・ザ・サン、暫定的に完読コンプリートです(V)o¥o(V) 現時点でのマイベストは第5巻です。ヒア・カムズ・ザ・サン♪ https://www.youtube.com/watch?v=bgiQD56eWDk これで安心して来春の新刊(第14巻)を待てます(^_-)-☆2018/09/10
しんごろ
193
安定感抜群のシリーズですね(^^)今回は挫折からの再生がテーマになるのかな。ただ勘一のおかずに変な物をかけるネタは、あまりインパクトがなくパワーダウンした感じをうけましたね。それでも堀田家で朝食を食べたい!我南人のライブと「LOVEだねえ」を生で聞いてみたい!居酒屋『はる』で吞んでみたい!東京バンドワゴンで本を買ってみたいと毎回、読んでてそう思っちゃいますね(^^)2017/12/31
SJW
185
東京バンドワゴンシリーズの第10作。今回の話は、幽霊騒動、図書館の人達との交流、我南人の引退危機、研人の高校受験の顛末の4話で、最後のエピソードで花陽が切った啖呵が気持ちよくて涙腺が緩んでしまった。その後に研人により演奏された「ヒア・カムズ・ザ・サン」が今にも聞こえてきそうで、ぜひ自分のレパートリーに加えたいが、ギターのコピーに時間がかかりそう。2019/05/08
KAZOO
146
第10作目で今回も四季ごとに4つの話が収められています。4匹の猫のうち2匹が老衰で代変わりします。また裏に住んでいる人物の知り合いからむかし(昭和の戦後直後)の写真がらみで古本屋の親父さんの幼馴染が出てきたりします。さらには孫の高校受験での顛末、正月の風景など今ではめったに見られなくなった風景などを懐かしんで読んでいます。2023/01/21