出版社内容情報
成熟は舌とともにあると考える池波流“通"の嗜み。下町生まれの作家が、人生の折々に出会った忘れられない味。東京に残る“江戸前"を味わう暮らし。本物の食通による名エッセイ集。(挿絵/矢吹申彦)
池波 正太郎[イケナミショウタロウ]
内容説明
“てんぷら屋に行くときは腹をすかして行って、親の敵にでも会ったように、揚げるそばからかぶりつくようにして食べていかなきゃ”「通のたしなみ」より。―料理人が喜ぶ意外な食べ方から、小鍋だて、白魚の卵落とし、鯛茶漬、小鰭の親子等々、旬の味を堪能する料理まで。食通作家をうならせた酒肴のメニューと人生の折々に出会った忘れられない味。本当の通のたしなみを知る食道楽による名エッセイ集。
目次
1章 江戸前とは(深川の二店)
2章 味の歳時記(一月 橙;二月 小鍋だて ほか)
3章 江戸の匂いのする情景(どんどん焼;好物雑感 ほか)
4章 通のたしなみ(鰭屋へ行ったときはシャリだなんて言わないで、普通に「ゴハン」と言えばいいんですよ。;そばを食べるときに、食べにくかったら、まず真ん中から取っていけばいい。そうすればうまくどんどん取れるんだよ。 ほか)
5章 食べる
著者等紹介
池波正太郎[イケナミショウタロウ]
1923年1月25日東京生まれ。戦後都庁勤務の傍ら長谷川伸氏に師事して戯曲、小説を発表。60年『錯乱』で直木賞受賞。77年には第11回吉川英治文学賞を受賞。90年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちゃとら
k5
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