集英社文庫<br> 岳飛伝〈3〉嘶鳴の章

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集英社文庫
岳飛伝〈3〉嘶鳴の章

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087455304
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

総帥・兀朮率いる金軍が南下し激しいぶつかり合いとなるも梁山泊軍が撃退。そして、宣凱が金国へ単身、講和交渉へ乗り込む。一方、南宋は岳飛が着々と戦いの準備を進めていた。(解説/張競)




北方 謙三[キタカタケンゾウ]

内容説明

金軍総帥・兀朮が梁山泊の北に展開すると同時に、撻懶の軍も南進を始めた。戦いの幕がついに切って落とされた。呼延凌率いる梁山泊軍との全面対決となる激突だった。史進の遊撃隊の奇襲により、大打撃を蒙った金軍は後退し、戦いは収束。梁山泊は若い宣凱を単身金に差し向け、講和の交渉に入った。一方、岳飛は来るべき戦いに向け準備を開始する。それぞれの思惑が交錯し、血の気配漂う第三巻。

著者等紹介

北方謙三[キタカタケンゾウ]
1947年唐津生まれ。中央大学法学部卒業。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で第4回吉川英治文学新人賞を、85年『渇きの街』で第38回日本推理作家協会賞長編部門を、91年『破軍の星』で第4回柴田錬三郎賞を受賞。また、2004年『楊家将』で第38回吉川英治文学賞を、06年『水滸伝』(全19巻)で第9回司馬遼太郎賞を、07年『独り群せず』で第1回舟橋聖一文学賞を受賞。10年に第13回日本ミステリー文学大賞を、11年『楊令伝』で第65回毎日出版文化賞特別賞を受賞し、13年に紫綬褒章を受章。16年、第64回菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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W-G

258
戦場面に、初期の頃のダイナミズムはなくなり、禅問答のように、漢と漢が心中で語り合うものへと変容している。そのことに対する好き嫌いは分かれるだろう。私自身も物足りなさは感じた。しかし、岳飛伝の真価はそこではないのかもしれない。秦容が戦線離脱となった時は、もうこの先に期待出来ないかと感じたほどだったが、南方の地の描写が始まると、これが滅法面白い。王貴/王清ブラザーズのロマンスや、宣凱の奮闘etc、水滸伝から始まった、見果てぬ夢の行く末を夢想した、希望を載せた物語が岳飛伝なのではないかという気がしてきている。2022/02/17

しんごろ

173
金国との熱い戦いが終わり、一気に世代交代が進んだ感じ。プチ恋愛話もいくつかあり、これはこれでどうなっていくのか楽しみ。宣凱が人間味が溢れてて好きだなあ。宣凱よ!何もかも背負わずおおらかに羽ばたいてほしい!呼延凌も軍をしっかりまとめてほしいね。そして秦容は、まさかだよね。秦容の新たな道を見守りたい。これだけ若者が目立ったら、史進が歳をとったなと物語を通して感じるね。でも史進の力は必要。史進よ、しっかり若者たちを影で支えてくれえ! 2019/04/28

眠る山猫屋

59
金軍と梁山泊の戦いが終わり、互いに抱え込んでいたわだかまりを少し解消した感じ。梁山泊ではひたすら苛められていた印象の宣凱が立派な外交使節として任を果たすが、いやー勉強も戦いだったな。生意気だった王貴も挫折を経て成長したか。岳飛軍、金軍、梁山泊それぞれが世代交代を進める中、南宋は着実に地盤を固めてゆく。今はまだ北方史劇の壮絶な死闘といった場面ではなく、細やかな日常からの成長が描かれている感じ。これもまた面白い。特に岳飛一家の日常は和むよ。2018/12/07

sin

57
梁山泊の歩兵部隊はまるで巌のように揺るぎなく戦場に腰を据え、敵味方の軍馬が闘い巡る有り様は、まるで石庭をすり抜ける風のように戦場にふさわしからぬ情景を呼び起こして止まない。その美しさは梁山泊最期の晴れ舞台か?英雄達の有終の美か?と身構えたが、この一戦を得てどうやら梁山泊は歴史の狭間に続くようで、ウジウジと在り方を模索した時期に終わりを告げて先に進む心構えが出来た様に感じた。彼等の理想は資本主義か?2019/04/09

future4227

48
梁山泊VS金国の戦いの後半戦。常に流動する戦局、指揮官の瞬時の判断、統率された軍の動き、流れるような騎馬の走り、北方謙三氏の合戦描写はワクワクする。そして今度も両軍ともに英雄たちが消えていく。秦容はなんでそうなるの?ちょっと理解に苦しむけど。後半はいよいよ南宋が動く。岳飛も動く。次巻で金国との全面戦争突入か?2017/02/03

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