集英社文庫<br> 少女は卒業しない

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集英社文庫
少女は卒業しない

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087452808
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

取り壊しの決まっている地方の高校、最後の卒業式の一日。少女7人が迎える、それぞれの「別れ」を、瑞々しく繊細に描く。切なくも力強いメッセージが光る全7話。(解説/ロバート・キャンベル)

内容説明

今日、わたしは「さよなら」をする。図書館の優しい先生と、退学してしまった幼馴染と、生徒会の先輩と、部内公認の彼氏と、自分だけが知っていた歌声と、たった一人の友達と、そして、胸に詰まったままの、この想いと―。別の高校との合併で、翌日には校舎が取り壊される地方の高校、最後の卒業式の一日を、七人の少女の視点から描く。青春のすべてを詰め込んだ、珠玉の連作短編集。

著者等紹介

朝井リョウ[アサイリョウ]
1989年5月生まれ。岐阜県出身。早稲田大学文化構想学部在学中の2009年『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。11年『チア男子!!』で第3回高校生が選ぶ天竜文学賞、13年『何者』で第148回直木賞、『世界地図の下書き』で第29回坪田譲治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユーさん

231
短編集だから、色々な話が入っていると思っていたら、全然違いましたね。一つの高校を舞台にした、それぞれの想い。それぞれに繋がりが有り、それぞれが主役。 個性豊かな少女7人、個々の感情、気持ち、言葉を表した内容は、次に何が起こるのか、期待とワクワクを抱かせてくれる物でした。朝井リョウさんの本は初めて読みましたが、凄く良いですね。確か、この方も出身は、岐阜県かな。池井戸さんと並んで、岐阜県の著名作家。2015/12/11

Atsushi

180
数年前、帰省した折に母校の高校へ行ってみた。校歌の歌詞にもあるポプラの葉が風にそよいでいた。何十年という時間が戻った気がした。廃校と取り壊しが決まった高校。その最後の卒業式の一日を7人の少女の視点から描かれた短編集。個人的には、主人公あすかと障害のある正道君との出会い、交流そして別れを描いた「ふたりの背景」が何とも切なくお気に入り。2017/07/22

おかむー

151
文庫になったので図書館本で読んでから一年弱ぶりに再読。初読ではピンとこなかったけれど今回はかなりいい感じに染み込んでくれましたよ。『よくできました』。統廃合によって翌日には取り壊しが始まる高校の最後の卒業式の日、7人の少女がそらぞれの高校生活そのものといえる想いに別れを告げる連作短篇集。カバーのデザイン的にも『桐島、部活やめるってよ』と対をなす扱いなのかな。全体をとおして前向きな別れが描かれる今作は、『桐島』が夕闇せまるイメージとすると、朝方の肌寒いながらも透き通る空気といった感触。2015/03/22

せ~や

141
未来への進み方は、十人十色。前や後ろ、右や左、上や下…進む方向はどこでもあって、道はまっすぐなのか、曲がってるのか、折れ曲がっているのか…形は様々で、その道を歩くのか、走るのか、眺めてみるのか…方法はいくつもあって、ゆっくりか、早くか、急ぐのか、のんびりか…ペースもそれぞれにある。どれであれ、それはきっと「進む」なのかもしんない。どの短編も様々に、「さよなら」を伝える。それぞれに「さよなら」を伝えた主人公たちは、どんな風な景色で、未来に行くのだろう?それぞれ伝えられたねと、伝えたい短編集。☆42018/02/23

NADIA

126
翌日には校舎が取り壊される地方の高校の卒業式を、七人の少女の視点から描かれた連作短編集。何気ない高校生活の一場面も、この作者にかかるときらきらした青春の1ページに昇華してしまう。魔法のような文章力。それでも既読の「何者」が傑作すぎるから、比べると少々鋭さが及ばないように感じるのはもはやワガママというべきか(^^; 7編の中で最も印象深かったのは、在校生代表として卒業する憧れの男子生徒一人に宛てたような送辞を読む岡田亜弓の章。かなりいかがなものかと思うのだが、文面が面白すぎた。 2018/04/18

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