出版社内容情報
毛利に滅ぼされた尼子一族のスセリ姫は、山中鹿介ら十勇士と“出雲国奪還"の戦いに挑む。神話の国を舞台に描く壮大な歴史小説。
内容説明
織田信長ら群雄が割拠する戦乱の世。毛利に滅ぼされた出雲尼子のスセリ姫は、京へ落ち延びた。二年後、家臣山中鹿介が、毛利の九州出撃の報をもたらす。敵の留守に出雲を奪還すべく、姫は息子勝久を旗頭とし尼子再興を決意。勝久の元へ才能豊かな一族残党が集結し、毛利攻略の策を練る。さらに、八咫烏が守神の姫は、神々の援軍を…。神話の国の勇猛果敢な強者と逞しき女達を描く壮大な歴史小説。
著者等紹介
諸田玲子[モロタレイコ]
静岡市生まれ。上智大学英文学科卒業。1996年「眩惑」でデビュー。2003年『其の一日』で吉川英治文学新人賞を受賞。07年『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞受賞。平安から江戸まで幅広いジャンルの話題作を発表する気鋭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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てつ
32
目立たないけど、名作揃いの諸田さんの歴史小説。伝奇小説にもみえるが実は史実を追いかけて大事なところだけ伝奇的にしたもの。名作。出会って良かったと思える作品でした。2024/01/28
竜玄葉潤
2
月山富田城に行く前に読んでみようと思ったが、結局、月山富田城にはたどり着けない話だった。面白かったが、ノンフィクション部分がどこまでか?もちろんアレはフィクションとは理解しているが。2023/10/14
チャーリー
1
十勇士は面白くするフィクションでしょう。織田勢がバックになるのは まだこの先の話なのでしょうか。ちょっと走り読みしてしまった。2022/02/20
tako_machida
1
尼子氏再興に向けて、山中鹿介等の十勇士が活躍する話で、伝奇の要素もあり、興味深く読めました。とても読みやすかったです。2022/01/13