出版社内容情報
三十代、仕事も恋も、次の一歩を選びあぐねているライターの晶。取材がきっかけで「新感覚ホストクラブ」を経営することに!?
内容説明
30代、女の人生の分かれ道。自分なりの進路をそれぞれ定める友人たちを横目に、「次の一歩」が踏み出せないフリーライターの晶。恋人からは「親に紹介したい」と言われていて、更に心が揺れる。新機軸を求めて挑戦し仕事で苦戦する中、取材で訪れた店をヒントに新しいホストクラブのアイデアを思いついた晶は、旧知の編集者・塩谷に酒席でアイデアを披露する。しかし、塩谷が実際に店を開くと言い出し!?
著者等紹介
加藤実秋[カトウミアキ]
1966年東京都生まれ。2003年「インディゴの夜」で第10回創元推理短編賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
那由多
118
追ってるシリーズのゼロ弾。感慨深い〜!実秋さんのシリーズでも大好きで、初実秋さんだったのもインディゴだったので、凄い良かった。2021/11/08
rosetta
30
★★★✮☆文庫オリジナル。「インディゴ・イヴ」とある様にクラブindigoの出来る以前を語る。それにしてもデビュー作の『インディゴの夜』は2003年刊、もう17年も昔になるのかぁ。時代は変わったな。何より思うのは煙草を道に投げ捨てるところ(笑)携帯もガラケーだったのだろうな。今ならボーイズバーやメンキャバと言った店だが、当時はまだなかったのかな?だったら作者の慧眼。本当にそんな店のオーナーになっていれば良かったのに。それにしても仕来りとか掟、面子とか面倒くさいわァ2020/08/06
み
29
さくさくと♪開店時のお話しながら、憂夜さんは謎のままでした(^^;晶さん、最初からオーナーじゃなかったのね(@_@)なぎさママに久しぶりに逢えて楽しかったぁ。2020/07/23
よしりん
22
『インディゴの夜』シリーズの前日譚。もちろんシリーズは全部読んでるしドラマも見てたから懐かしく読んだ。2021/02/14
きょん
18
インディゴシリーズエピソード0.酒飲み話から始まるクラブ立ち上げの経緯と晶さんの恋愛、ライターとしての成長とが上手く絡まり合って面白い。まだスマホが普及してない時代だったんだなと思わせる描写が時代を感じさせる。2020/05/13