集英社新書<br> ゴールデンカムイ 絵から学ぶアイヌ文化

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集英社新書
ゴールデンカムイ 絵から学ぶアイヌ文化

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  • サイズ 新書判/ページ数 560p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087213027
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0239

出版社内容情報

「ゴールデンカムイ」作者・野田サトル先生も絶賛。
大人気作品のアイヌ語監修者による、公式解説本の決定版にして完結編!

【推薦】
アイヌ文化は、まだまだ私の知らない面白いネタの宝庫だと本書を読んで知った。
連載中にもっと中川先生からお話を引き出しておけば良かった。
――野田サトル氏(「ゴールデンカムイ」作者)

文字通りカムイたちと共に暮らすアイヌの人々の生活と歴史が、重厚に描かれている。
実に多くのことを知り、考えることができる一冊。
ひとりの研究者の人生そのもの、みごとな仕事だ。
――本郷和人氏(東京大学史料編纂所教授、『逃げ上手の若君』監修)

累計2700万部を突破し、2024年1月に実写版映画も公開された「ゴールデンカムイ」。
同作でアイヌ文化に興味を抱いた方も多いはずだ。
本書はそんな大人気作品のアイヌ語監修者が、物語全体を振り返りつつアイヌ文化の徹底解説を行った一冊である。

今回は作者・野田サトル先生の緻密で美麗な「絵」に注目する。
作中には、ストーリー展開などの都合で詳しく説明されていないものの、細部までこだわって描かれた絵が多数存在する。
本書では、そうした絵をふんだんに用いてアイヌ文化の基本的知識をわかりやすく紹介するとともに、作品の裏側の設定などにも深く踏み込んでいく。
また、北方少数民族ニヴフやウイルタ、樺太アイヌ、ロシアといったテーマで監修協力を行った豪華執筆陣によるコラムも充実。
さらには原作者・野田サトル先生による取材裏話も収録している。
実写版映画のガイドブックにもなる究極の解説書、ここに誕生!

【本書の主な内容】
・人間に災いをもたらす「黄金のカムイ」は実在するのか?
・ストゥ(制裁棒)には「素振り練習」があった!?
・アイヌ語では「トイレに行く」をどう言うか
・完結記念! アイヌの全キャラクターの名前の由来を解説
・アシリパのコタン(村)はどこにあったのか
・「ソフィア・ゴールデンハンド」のモデルとなった2人の女性
・樺太アイヌと北方少数民族ニヴフ、ウイルタの基礎知識
・気づかない人も多数!? あの1コマに隠された背景知識
・監修者直伝! 作中のアイヌ語せりふ徹底解説
・創作秘話! 野田サトル先生が取材したシカ猟の一部始終とは

【著者略歴】
中川 裕(なかがわ ひろし)
1955年神奈川県生まれ。千葉大学文学部名誉教授。東京大学大学院人文科学研究科言語学博士課程中退。
1995年、『アイヌ語千歳方言辞典』(草風館)を中心としたアイヌ語・アイヌ文化の研究で金田一京助博士記念賞を受賞。
漫画・アニメおよび実写版映画「ゴールデンカムイ」でアイヌ語監修を務める。著書に『改訂版 アイヌの物語世界』(平凡社ライブラリー)、『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』(集英社新書)など。

内容説明

冒険活劇漫画「ゴールデンカムイ」の勢いが止まらない。コミックスは累計二七〇〇万部を突破し、二〇二四年一月には実写版映画も公開された。同作がきっかけでアイヌ文化への興味を抱いたという方も多いはずだ。本書は「ゴールデンカムイ」のアイヌ語監修者である著者が、原作の絵をふんだんに引用しながら物語全体を読み解きつつ、アイヌ文化の解説を行った決定的入門書の完結編である。樺太アイヌや北方少数民族ニヴフとウイルタ、そしてロシアなど、各分野の監修協力者によるコラムも充実。さらには原作者・野田サトル氏の取材裏話を記した特別附録も掲載。全ファン必読の一冊!

目次

第1章 アイヌの精神文化
第2章 コタンの生活風景
第3章 道具たちの織り成す世界
第4章 アイヌの一年
第5章 極寒の地に住む人々―樺太アイヌとニヴフ、ウイルタ
第6章 世界史の中の「ゴールデンカムイ」
第7章 「ゴールデンカムイ」あのシーンの背景
第8章 「ゴールデンカムイ」のアイヌ語せりふ解説

著者等紹介

中川裕[ナカガワヒロシ]
1955年神奈川県生まれ。千葉大学名誉教授。東京大学大学院人文科学研究科言語学博士課程中退。1995年、『アイヌ語千歳方言辞典』(草風館)を中心としたアイヌ語・アイヌ文化の研究で金田一京助博士記念賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

126
アイヌの歴史や文化を知る上で『ゴールデンカムイ』は必読書だが、全31巻の大作に未知な時代と人が描かれるため、さりげなく描かれた大切なものを見落としてしまう場合もある。また現在は訪問不可能な地が舞台の樺太編は、日露交流史やロシア史も知らねば理解が難しい。いわば漫画だけではとらえ切れない作品の背景を、アイヌ語監修者が懇切丁寧に解き明かす入門解説書となっている。あの絵にはこんな意味があったのかとか、登場人物の過去や物語の背景を考えるのに不可欠な知識を提示し、アイヌを心性史的な視点から考える補助線にもなっている。2024/03/17

KAZOO

99
「ゴールデンカムイ」ももうすぐ全巻を読み終わるところです。このコミックに関するアイヌ文化についての本は「アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」」に引き続くもので非常に力作であると感じました。原作のコミックの絵を時たま引用したり写真なども多用したりして、これだけアイヌ文化をわかりやすく解説した本はあまりないのではないかと感じました(と言いながらほかの本はあまり読んではいないのですが)。2024/03/03

ポチ

42
アイヌの文化や生活などを漫画のゴールデンカムイを挿絵にして説明。自然を敬い感謝するアイヌの人達の事がよく分かる。2024/04/12

Die-Go

41
図書館本。漫画『ゴールデンカムイ』を挿絵に、消え去らんとしているアイヌの本来持つ豊かな文化を読みやすく学べる。コタンに行きたくなる。★★★★☆2024/03/25

サケ太

22
前巻に引き続き内容が濃く、監修を行ったからこその視点は面白く感じた。こうしてみると、ゴールデンカムイという物語は、アイヌの文化という下敷きをきちんと生かしていると再認識出来た。2024/03/30

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