出版社内容情報
「体罰」「不正」等の問題から脱却し、スポーツ本来の姿を取り戻すにはどうすればいいのか。元選手としてメッセージを発信する桑田真澄と、スポーツ史研究の第一人者である佐山和夫が、提言を行う。
内容説明
フェアであるべきスポーツの世界に、なぜ「体罰」や「不正」といった問題が蔓延するのか。その背景には何があるのか。本書は、元選手の立場で積極的にメッセージを発信する桑田真澄と、スポーツ史研究の第一人者である佐山和夫が、スポーツをめぐる問題の根源である「勝利至上主義」について論じ合う。そして、スポーツの喜びは「勝利を目指すプロセス」にあることが、さまざまな具体例を引きながら語られる。スポーツにおける「品格」とは何なのか。新しいスポーツ観を提起する、スリリングな対話!
目次
第1章 「暴力」との決別(体罰否定の根底は自身の体験;後輩のエースへの嫉妬 ほか)
第2章 「勝利至上主義」を超えて(なぜ「勝者にすべてを与える」のか;「勝利の喜び」と「勝利を目指すプロセス」 ほか)
第3章 「東大野球部」を指導する(一〇〇〇回の間違った練習より、一〇〇回の正しい練習;自分のイメージと実際の動きのギャップを知る ほか)
第4章 「新しいスポーツ観」を構築する(アメリカの高校野球を見て;WBCの意義は、切磋琢磨による競技力の高まり ほか)
著者等紹介
桑田真澄[クワタマスミ]
1968年生まれ。野球解説者。PL学園で甲子園通算二〇勝。86年、読売ジャイアンツに入団。2007年、ピッツバーグ・パイレーツ入団。08年に現役引退後、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科を修了
佐山和夫[サヤマカズオ]
1936年生まれ。ノンフィクション作家。スポーツ史、日米野球史に造詣が深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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megumiahuru
柔
あきあかね
糜竺(びじく)
kera1019