内容説明
私たち日本人は英語の学習に膨大な時間と労力をかけているのに、さっぱり使えるようにならないのはなぜだろう。辞書の引き方が足りないのか、発音が悪いのか、記憶力が悪いのか…。しかし日本語は、辞書を引くこともなくいつのまにか身についている。ここは発想を変えて言語そのものの性格を科学的に理解することから始めよう。大きな概念で言語をとらえ、その論理構成や造語法を知ることでいつのまにか語彙は増え、使えるようになる。日本を代表する宇宙物理学者が新しく提唱する理系のアプローチによる、画期的な外国語の修得法。
目次
現実を見よう
外国語の音
翻訳してはいけない
内容のある話のほうがよく分かる
いろいろな外国語から学ぶ
音よりも重要な語彙
異なる言語では語彙や概念の体系が違う
動作と状態の区別
語彙を増やそう
知っている言葉はいろいろある〔ほか〕
著者等紹介
杉本大一郎[スギモトダイイチロウ]
1937年生まれ。宇宙物理学者。東京大学名誉教授、放送大学名誉教授。京都大学物理学部物理学科卒業。同大学院理学研究科原子核理学専攻博士課程を修了し、理学博士に。名古屋大学理学部物理学科助手、米国科学アカデミーNASA研究員、東京大学教養学部助教授を経て東京大学教養学部教授、同大学院総合文化研究科教授、放送大学教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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魚京童!
13
壊してどうしたかったのかな?なんでこの人がこの本を書いてるのかな?大先生に何か書いてもらいたかっただけ?よくわからないよね。2019/07/17
ユウティ
2
タイトルに「外国語」とあるが、英語メインの、しかも結構細かい内容だったと思う。読み進めるに従って英単語を例にとっての説明ばかりになり、げんなり。わたしは外国語を勉強中だけど、本書の英語の例を他言語に応用することはできそうもない。現在進行形で英語を勉強していて、楽しいと感じている人には良書かもしれない。逆に今ちょっと停滞中で現状打破したい人が読むと語学がさらに嫌になりそうな本。2013/11/08
シゲリッチ
1
読後わかったことは、外国語の壁は意識の壁という意味で理系で実際使うレベルの英語は、英語ができる人が使う(通訳)英語?!に無理して近づかなくてもいいということだった。つまりこれは英語がうまくなる何かのノウハウが書いてあると思ったら間違いである。2021/06/03
あ
1
理系思考がどこに使われているか、あまりわからなかったのはわたしが理系だからか。笑 知っている内容も多かったけど、勉強になった。 今後、コンピュータの勉強もしたいので、意外なことが書いてあって、手にとってとてもよかったと感じました。2019/07/16
旅猫
1
結局、語学に何を求めるか、ですよね。通じればいいと思うのか、ネイテブ並みの発音を目指すのか、ツールとして用いるのか。この本では方法としての語学学習について言及してくれています。 私としては…まだどれともつかないで、なんとなく英語を学習してますね。だから上達しないのか。2011/02/27