集英社新書
日本の外交は国民に何を隠しているのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 186p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087203387
  • NDC分類 319.1
  • Cコード C0231

内容説明

例えば、国連安保理常任理事国入り問題。アメリカにつぐ国連分担金拠出国として、「当然、もっと大きな発言力を」といった説明がされてきた。しかし、国連外交の舞台で、外務省のこうした言い分は詭弁でしかない。そもしも、日本は分担金の恒常的滞納国である。国連予算の約20パーセントもの額を意図的に滞納することによって、日本の外交は国民の知らないところで、何を実現しようとしてきたのか。本書は公になった日本外交の行動、発言資料を丹念に検証することで、その迷走する闇を解き明かすものである。

目次

第1章 国連分担金滞納国・日本
第2章 イラク戦争と国連改革
第3章 常任理事国になって何をするのか
第4章 矛盾する論理と混乱する議論
第5章 国連を乗り越えて暴走し始めた日本
第6章 日本の分担率は不当か

著者等紹介

河辺一郎[カワベイチロウ]
1960年生まれ。東京都立大学人文学部卒業。新聞資料センター主宰を経て、愛知大学教授。専門は国連問題および第二次世界大戦後の日本外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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