集英社新書
ご臨終メディア―質問しないマスコミと一人で考えない日本人

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087203141
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0236

出版社内容情報

政治家の番組制作現場への介入、およびディレクターの制作費着服等で浮き彫りになったNHKの腐敗。そして、日本テレビの視聴率操作問題や、過剰なまでの自主規制。堕落した大手メディアの根底には何があるのか。本書は、「質問しない」「見せない」「懲罰機関化」という3つのキーワードを中心に、新聞・テレビの機能不全を網羅的に検証しながら、抗議を恐れる優等生が垂れ流す報道と、一般市民の善意による共同正犯の関係に、鋭く切り込んでいく。不気味な「世間」に誘導されない想像力を養う、元気モリモリ画期的メディア練習帳!

内容説明

政治家の番組制作現場への介入、およびディレクターの製作費着服等で浮き彫りになったNHKの腐敗。そして、日本テレビの視聴率操作問題や、過剰なまでの自主規制。堕落した大手メディアの根底には何があるのか。本書は、「質問しない」「見せない」「懲罰機関化」という3つのキーワードを中心に、新聞・テレビの機能不全を網羅的に検証しながら、抗議を恐れる優等生が垂れ流す報道と、一般市民の善意による共同正犯の関係に、鋭く切り込んでいく。不気味な「世間」に誘導されない想像力を養う、元気モリモリ画期的メディア練習帳。

目次

プロローグ なぜ軸がずれるのか
第1章 報道番組の悲惨な現場
第2章 質問しないメディア
第3章 見せないメディア
第4章 懲罰機関化するメディア
第5章 善意の行方
エピローグ いかに軸を据えるか

著者等紹介

森達也[モリタツヤ]
1956年生まれ。ドキュメンタリー作家。98年オウム真理教を描いた映画『A』を公開。続編『A2』とともに各国映画祭で高い評価を受ける

森巣博[モリスヒロシ]
1948年生まれ。オーストラリア在住のジャンル横断的な異色作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あふもん

14
メディアのことを考えたり、疑ったりするのに充分な本2014/06/30

阿部義彦

9
良く言ってくれた!メディア界の異端者の対談集。私が言いたいのはあそこに長くいりゃあ志も低くもなるだろうに! 何故日本のメディア従事者は志を保てないのですか? まず給料が高すぎる(笑)商社や損保とも比較にならない。業界としては、ぶっちぎりです。 はたまた、視聴率調査会社は今では電通が3分の1を出資したビデオリサーチのみ。社長は代々電通の天下り。たったの6600世帯でも、誰も口に出さない。等など。先進国で死刑制度を存続させているのは日本とアメリカのみ。何かが麻痺していますよ。考えるヒントとしてお勧めです。2016/11/12

xtc1961ymo

3
マスゴミの思考停止ぶりは、今に始まった事でもないし、大宅さんの言った「一億総薄痴化」がネットの登場で拍車がかかってるようなだけみたい。多数決で横山ノックを選ぶような国に未来はあるのか?テレビ局と新聞社の社員の給与は本当に不当に高過ぎ、六分の一にしろ、には本当にそう思う。私も愛想つかして、テレビ離れしたから、無くても困らないです。蛇足、飯食う時くらいテレビ消せ。2014/08/26

kei

2
タイトルだけで充分 コレを読んで苦しむ人が少しは増えればいいと思う メディアと受け手、そこに共通する「人間」という要素には、当然だけど矛盾、葛藤、善意に憎悪がある これはもう8年前に出たような本で、この地点から進んだ分だけ僕たちはまた首を絞めている感じがする 「3.11」「FUKUSHIMA」を経て 希望はまだ死んでないだろうか いま、メディアは死後硬直で震えているだけじゃないことを願う テレビを見る気を容易く無くす毒書体験2013/03/05

シン

1
当時は面白かったいうか溜飲が下がった。2005/11/16

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