集英社新書<br> メディア・コントロール―正義なき民主主義と国際社会

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メディア・コントロール―正義なき民主主義と国際社会

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  • サイズ 新書判/ページ数 176p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087201901
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0231

内容説明

現代政治におけるメディアの役割に目を向ければ、自分たちの住む世界が見えてくる。二〇世紀初めから現在まで、支配層が大衆の目から真実を隠す手法は、巧妙に構築されてきた。米国の強圧的な外交政策、テロや戦争の実態とは?世界の真の姿を知るためには、それに気づかなければならない。事実をもとに現代社会を理解することをわかりやすく論じた「メディア・コントロール」、9・11を受け、公正なジャーナリズムとは何かを論じた「火星から来たジャーナリスト」の二編に加え、作家・辺見庸氏によるロング・インタビュー「根源的な反戦・平和を語る」を収録。現代の知の巨人として世界から注目を集める、チョムスキーの考え方のエッセンスを伝える。

目次

メディア・コントロール(メディアの役割;組織的宣伝の初期の歴史 ほか)
火星から来たジャーナリスト―「対テロ戦争」はどのように報道されるべきか(対テロ戦争;力という要素を行使する ほか)
インタビュー 根源的な反戦・平和を語る(聞き手・辺見庸)
米国現代史への幻想を破る 知識人、マスコミに仮借ない批判(辺見庸)
知識人とマスメディアに疑いの目を(闘争なくして言論の自由はない;知識人は闘わなかった ほか)

著者等紹介

チョムスキー,ノーム[チョムスキー,ノーム][Chomsky,Noam]
1928年米国ペンシルヴェニア州生まれ。マサチューセッツ工科大学教授。生成文法理論で言語学に革命を起こして一時代を築く一方、ヴェトナム戦争以来、アメリカの対外政策を厳しく批判しつづけてきた
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shinchan

26
この本を初めて手にしたときのこと、「まさにこの通り!」こんなことを本にしている人が居るんだと大変嬉しかったのを憶えている。 メディアの流す情報に操られている人がどれほど多いか、またメディア側もそのことをちゃんと理解した上で情報発信しているのか、きっとそうではないであろう。 「国(政府)、企業、や有名人,知識人と言われる人達が意図的に世論を形成させている」ということを皆、知らなければいけないし、考えるべきだと思う!2012/05/25

akira

22
新書。 読むべき一冊。無知ほどこわいものはないなと思わさせられるなと。たしかジャレド・ダイアモンド氏の寄稿が入った新書で著者のことは知ったが、これからも読んでみたい一人となった。 最近、とても感じること。いったい何が本当で何が嘘なのか。自分たちの触れられる情報はどこまでが真実なのか。テレビやネットよりも書籍がまだいいかと思うのは、著者の言葉が一応書かれていること(これもどこまでが…)大事なのは、端々の情報から事象を自分で分析してみること。 「 国民に提示される世界像は、現実とは似ても似つかぬものなのだ」2017/02/04

白義

20
大衆を観客として飼いならし懐疑心や思考能力を奪い、戦争へと駆り立てる観客民主主義社会を激烈に批判。あまりに攻撃的でかつ陰謀論スレスレな部分もあるものの、いかに政府が戦争のために敵の脅威を誇張し無内容なスローガンで批判者を不穏分子に見せるかという戦略を暴いていく表現力、レトリックは極めて優れていてエンタメとして賛否を超えて面白さがある。超高級なマイケル・ムーアみたいな感じだ。アメリカのテロや独裁者支援などを徹底的に批判しながら辺見庸からのインタビューでは、であんたら日本はどうなのとさらに追求する熱気が凄い2015/10/26

香菜子(かなこ・Kanako)

16
メディア・コントロール ―正義なき民主主義と国際社会。ノーム・チョムスキー先生の著書。メディア・コントロールに関与してしまうようなメディアはメディアとしての存在価値はないのかも。メディア・コントロールには関与しない、メディア・コントロールに関与していると疑われるような報道もしない。断固とした姿勢で報道するメディアだけがこの先も生き残れるのかもしれません。メディア・コントロールに支配されない自分を維持することも欠かせないこと。ノーム・チョムスキー先生のお話はきっと世界共通で通用する普遍的な内容。2022/12/16

ふみすむ

16
「国家による組織的宣伝は、それが教育ある人びとに支持されて、反論し難くなったら、非常に大きな効果を生む。この教訓は、のちにヒトラーをはじめとして多くの者が学び、今日にいたるまで踏襲されてきている」MITの言語学者である著者が着目するのは、メディアの宣伝工作という、支配層が大衆の目から真実を遠ざける現代民主主義の本質。特に米国で行われた世論操作、例えば第一次世界大戦中に平和主義の世論を狂信的な戦争賛成論へと変貌させた例や、ワグナー法制定後にスト参加者を「公益に反する破壊分子」だと印象付けた例を挙げている。2016/04/21

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