内容説明
ジャズを聴きたい全ての人におくる、画期的な入門書。どこから始めて、どこまでいけばいいのか。何から聴いて、何を集めればいいのか―。蘊蓄にあふれるこの世界で、ジャズに「お勉強」は必要ないことを断言。深い知識と豊富な体験に基づきながら、ジャズを織り・聴き・集めるプロセスを具体的に提示し、ジャズの魅力とその本質をダイレクトに伝えていく。身体にジャズがしみ込んだプロが、痛快に論じる「超」入門。自分の聴き方を発見できる書。
目次
第1章 ジャズを「織る」(不思議の音楽ジャズ;ジャズ入門書のなぜ ほか)
第2章 ジャズを「聴く」(ジャズと恋愛は似ている?;なにから聴くか ほか)
第3章 ジャズを「集める」(「集める」ことと「聴く」こと;「音楽を聴く」とは ほか)
第4章 超CDコレクション術(「一〇〇人の一〇〇枚」より「ひとりの一〇〇枚」;ジャズを解くふたつのキーワード ほか)
著者等紹介
中山康樹[ナカヤマヤスキ]
1952年大阪府生まれ。「スイングジャーナル」編集長を経て、文筆業
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感想・レビュー
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おいしゃん
59
最近ジャズにハマっている。歴史とか堅苦しいのは抜きにして、ジャズを知れる本はないかと手に取った。かるーいタッチで、入門にはちょうど良かった。2016/08/25
vinlandmbit
14
古本屋で購入。久々の再読。何度目かなので適当に開いたページを読むスタイルをとりましたが面白し。特に名盤の破壊に繋がるボーナストラックの功罪についての節は特に興味深いです。。2018/05/01
かつたの本棚
8
これからジャズを聴くことになるのだがそもそもジャズってどんなもの?と思い勉強のため読んだ本。 ジャズは怖くない楽しいものであるということを筆者の実体験を交えて紹介している。2015/09/05
左手爆弾
7
ジャズをある種の教養主義として押しつけてくる考えに対抗して書かれている。別にジャズファンの「あれしろ、これしろ」を受けいれる必要はない。案外、昔ながらのジャズファンの言うことは俗説ばかりで正しくない。CD時代になってしまえば、マニア的な番号やジャケットも究める必要がない。ジャズはひとまず聴いてみなければ始まらない。今風にいうと、「知識でマウントとってくるやつの声なんか無視して、まずはとにかく聴くしかない」ということだ。そのための現実的なコレクション方法まで紹介する。2017/12/20
裏鬼門
6
ジャック・ルーシェ(仏)トリオ♬ バッハのよさが・・・2021/05/13