内容説明
ユーロ発足は、人類の歴史にとって、壮大な実験であり体験であった。ユーロ・パワーは、債権市場、株式市場を急拡大させたうえ、M&Aにも活性化をもたらした。また最大の課題であった雇用問題にも、大きな影響を与えた。ヨーロッパ経済再生の波は大きくうねり始めたのだ。新しい国際通貨は「ドル本位制」から、ドルとユーロの二極体制へと向かい始めたが、はたして「円」は、その二極体制の中で勝ち残れるのだろうか。
目次
第1章 ユーロ誕生への道
第2章 ユーロの一年―その影響と評価
第3章 ユーロ資本市場の形成と興隆
第4章 基軸通貨としてのユーロ
第5章 雇用問題としてのヨーロッパ―ヨーロッパ経済の再生へ向けて
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