内容説明
私の名はデューイ=トランス。イウォーン帝国情報部員―ありていに言えばスパイである。私は、崇高なる(!)職務を遂行するため、ここウルムスター王国に足を踏み入れた。政府の要職である、王宮長官秘書官という肩書を得た私は、母国の礎となるべく、果敢なる勇気と狡知、そして決断力をもって、その任務をまっとうする、はずだったのだが…第6回ジャンプ小説・NF大賞大賞受賞作品、珠玉のファンタジーノベル登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ガンチャン
3
小川一水さんの初期作という事で調べて購入、読みやすい感じイメージがしやすい、アニメっぽい感じですかね。2012/02/11
けいちゃっぷ
2
サクサク読める。2006/02/08
hobby no book
0
レーベル的にスパイ描写の甘さはあまり気にせず、普通に人物や国の状況・風景の描写も落ち着いていて、デビュー作とは思えない安定感だった。何というか、時代的なものもあるのかもしれないが、本の装丁から内容にいたるまで、こういう柔らかさというか温かみというか、独特の雰囲気は嫌いじゃないというか、いいなぁと感じる。2016/02/14
permil
0
不肖・わたくし、小川さんと同い年なのですが、この本出たのが大学四年くらいですね。若いなぁ。あとがきとかね、若さが暴走してますよね笑。でも自分もこんなんだったなぁ、若かったなぁ、と思います。でもこういう荷物も持たずに駆け出して行っちゃいそうな感じ、嫌いじゃないです。2015/09/20
Ohtsuka Yuu
0
小川一水になる前の本ですね.人物描写が魅力的です.2015/08/23