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内容説明
王女ながらも、通常の鎧の三倍の装甲を誇り、輝鉄と呼ばれる鉱石により爆発的に身体能力を向上させる鎧、大甲冑を纏い、鉄球を振り回す少女エミリー。弟王との玉座を巡る争いを避けるために、辺境に身を置くエミリーだが、なおも陰謀の手は迫る。弟王派から放たれた黒い大甲冑に身を包んだ暗殺者、亡霊騎士。その突然の襲撃が屋敷を襲う。エミリーを護るために命さえも懸ける護衛騎士、装甲侍女たち。美しき王女を巡る死闘の行方は…！？第６回スーパーダッシュ小説新人賞大賞受賞の重装甲ファンタジー小説、堂々開幕。
著者等紹介
八薙玉造［ヤナギタマゾウ］
１９７９年大阪生まれの大阪育ち。さらには大阪芸術大学卒業。第６回スーパーダッシュ小説新人賞で大賞受賞、『鉄球姫エミリー』でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サエズリ割津
2
八薙玉造の新作がでるということでデビュー作を読んでみた。粗削りな印象はあるもののかなり面白かった。王女でありながら辺境で忠臣たちと和気藹々と生活を送っていたエミリーたちの前に現れる暗殺者亡霊騎士を退治するためエミリー自ら鉄球を武器に戦うという話。王女からの転落の様子が見ていて辛い。登場人物が敵も味方軒並み死ぬ容赦のなさはあるものの戦闘シーンも手に汗握る面白さ。城も地位も失い修道院長になったエミリーが今後どのような形で王国に介入するのか楽しみ。次巻も読みます。2015/11/17
ちかもり@再出発
2
読むのしんどかった。これはいまいち評価できないなあ2013/11/09
RoughMagician
1
評判よりも、大好きな絵師である瀬ノ本さんの絵にホイホイされて購入。スピード重視の鎧で、刺付き鉄球を遠心力で破壊力を底上げして、遠～近距離と扱う戦闘方法は面白い発送だと思った。物語に全然救いが無く、特に指を落とされ戦士生命を断ち、さらに暴行を受けた最愛の女性と一緒に殺される描写は残酷だった。暗い面が強いから、ギャグがどうしても地に足着かない感じになって落ち着かなかった。
えの
1
面白かったけどなんか色々とアンバランスな本。ギャグパートはあんまりいらなかった気がする。2012/09/11
nawade
1
これが本当の戦争だ！というくらいに無慈悲に人が死んでいく。だからなんだという終わり方だったが。2007/09/24
