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内容説明
あたしは毒島かれん。インパクトのある名前のワリには普通の女子高生。…のハズだったんだけど、おかんが24色の声音を持つ、プロの声優だったおかげで、いま巷で話題のTVゲーム『高千穂学園』のメインキャラ・高天原かほりのキャラクター・ボイスをすることに…。ところが周囲の仕掛けもあって、かほりの人気は社会現象にまでなっちゃったから、さぁ大変!大騒動のはじまりだー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚の骨
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99年のロマン大賞の入選作。時代が見受けられます。主人公の所有物がPHSとか。細かいところを抜いて考えると、ネット配信のラジオ番組とか、家庭用ゲーム(ときメモがモデル?)とかすごくリアリティを感じます。そんな中でうごめく人間模様。面白いです。章立ては23章とびっくりな章立てですが、逆に視点移動がわかりやすくて良かったです。まあ、ふつうの章立てでもかれんとそのマネージャーの 神代美代子さんの視点だけなのでわかりにくいということは無かったと思いますが。カロリーメイトのミルク味、食べてみたいです。2005/07/11
山田隆
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小林信彦の『極東セレナーデ』と殆ど同じ話で、相当強くインスパイアされていると思って間違いないだろう。大きな違いは極東ではヒロインが直接アイドル・デビューするのに対して、高天原ではヴァーチャル・アイドルの「中の人」として世に知られるようにになるという事で、この辺は極東の連載が始まった80年代半ばと高天原が最初に世に出た90年代末の芸能事情がそのまま反映された部分でもある。もしも今、似たような話が書かれたら、ヒロインはアイドル声優になるはず。2012/11/28
三毛招き
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時代を先取りしすぎましたねー。とはいえ、当時のと○メモのパロディですから時節にはあってたんでしょうが。リメイクして意図不明になった場所が多少あったのではないかと。2009/09/18