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内容説明
霞が関の内閣府ビルで、総理大臣を長とし、全閣僚と重要産業の代表者、有識者を集めて、災害対策会議が行われていた。気象庁技官の報告によると、日本列島がわずか二週間で50センチから1メートル水平方向に移動しているらしい。観測史上ない異常事態に首脳陣はどよめいた。そして、山水ジオテクノの面々と鉄床石探しに精を出す竹葉要平のもとに、内閣府の防災担当参事官・福部が訪れる。白穂県で増加する地震と鉄床石との関係は…。
著者等紹介
小川一水[オガワイッスイ]
1975年、岐阜県に生まれる。愛知県在住。大学2年の時、『まずは一報ポプラパラスより』で第6回ジャンプ小説ノンフィクション大賞を受賞(この時のペンネームは河出智紀)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miroku
16
日本沈没には至らず。無難にまとまってしまったなぁ・・・。2016/09/19
けいちゃっぷ
3
希望にあふれるラストまで、あれよあれよと話しは進みます。2006/01/24
permil
0
小川さんの土木SFの原点見たり、という小説ですね。土木SFというか土木ラノベだけど笑。思ったんだけど、小川さんてあまり人物描写が得意じゃないですよね。この頃は特に。この本も山水ジオテクノの面々をもう少し魅力的に描ければ、もっといい小説になるのになぁ、と思いました。日本列島の成り立ちの描写は面白かったです。2015/09/25
Ohtsuka Yuu
0
鉄床石と地震,地殻変動,んでもって鉱脈を創り出す…か.もっと本格SFして読んでみたいテーマだったな.これはこれで面白かったですが.2015/08/22
kuubery
0
小川一水にはまったのは、たしか「復活の地」からだと思うが、これはその2年前に集英社から最初に発行されているみたい。日本が今の形になった理由やプレートの構造などかなり難しそうな話も盛り込んで、てんやわんやの地殻変動。政府がコンナにきびきび動いたら・・ってきっと復活の地に繋がって行ったのかな~?なんてうがった見方をしてしまった。作者後書きの、日本語の欠陥についての「はよつくれ」にニヤリと共感。2014/10/12