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内容説明
ジェントルメン直々の招集で、英国へやって来た読子。ジョーカーをして「英国の運命がかかっている」とまで言わしめる今回の任務の内容は、ドイツで発見された“グーテンベルク・ペーパー”を大英図書館まで無事に運ぶことだった。ハンブルクからロンドンへの帰途についた「積み荷が紙一枚」の戦艦は、案の定襲撃を受ける。敵はなんと、紙の龍にのった紙使いだった…。
著者等紹介
倉田英之[クラタヒデユキ]
1968年7月9日生。岡山県井原市高屋町出身。スタジオオルフェ所属
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
26
再読。愛書狂の能力者が、本を守る為に戦う物語の第四弾。グーテンベルグ・ペーパーを巡り、紙使い同士の激しい戦いが始まる話。遂に来ました、紙使いVS紙使い。相手は中国由来の紙使いという事で、これまでとは違った迫力と緊迫感のある戦いになっていて非常に面白かったです。やっぱり能力者が絡むと、色々派手な動きが出来て良いですね。今回は初戦も良い所なので、戦いが更に激化する次巻以降も楽しみだ。読むの久々やと、結構新鮮な気持ちで読めるんだよなぁ。2016/08/08
山犬
17
読子以外にも紙使いがいたとは驚きです。さらに400歳以上の見た目は少年のファウストも驚き。前半戦終了といった感じとも取れます。次巻にも期待したいです。2016/02/11
ist
9
グーテンベルクペーパー編。 発見された四十二行聖書の一枚を死守したい大英図書館側と、略奪して英国のメンツを潰したい香港の秘密結社読仙社、どちらも紙を使役する特殊能力者を有し、イギリスでドンパチ。 この巻で完結せず、次に続くようだ。 2018/05/03
緋莢
8
無人島から無事に帰還した読子。神保町の読子ビル、その屋上にある自分の部屋で、ねねねから手荒い歓迎を受けていた読子の前に、メイド姿の少女が現れる。大英図書館からの使いと名乗る少女、ウェンディは読子に大英図書館への同行を求める。それはミスター・ジェントルメンからの直々の招集で・・・2017/12/11
ヴィオラ
5
グーテンベルクの遺した一葉の印刷物を巡って、大英図書館と(ついに出てきた)読仙社との抗争が始まって…どうやら大きな流れが始まったっぽい。 ところで、ヘイ=オン=ワイって全然知らなかったよ(^-^; 一回行ってみたいなぁ…2017/09/08