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内容説明
大英図書館で司書として働くウェンディ・イアハート、19歳。同僚のカレンとともに、特殊工作部の要員の募集に申し込んでいた。そんな中、クライブ・カッスラーの『風の止まる庭』の生原稿が、何者かによって偽者とすりかえられてしまった!カレンはなんと、自ら原稿を捜すと言い出す。ジョーカーは、ウェンディにも原稿の捜索を命ずるが…!?ウェンディ、読子、ねねねを主人公にした、一冊の本をめぐるスリーサイドオムニバス。
著者等紹介
倉田英之[クラタヒデユキ]
1968年7月9日生。岡山県井原市高屋町出身。スタジオオルフェ所属
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
62
今回はオムニバスだけれども、構成の仕掛けが面白いし、各話趣向が凝っているのでボリュームがある気がした。途中の展開で土地勘があるところが出てきたのも楽しい。作中登場する架空の作家を「クライブ・カッスラー」と名付けているのは、なんでなんだろ?実在のカッスラーとはまったく正反対の作風の作家として出てくるし。そのへんも何らかの企みがあるんかね?あと各登場人物の活字中毒っぷりが微笑ましいやら羨ましいやら。最近、私は読書に対する執念が落ちてきたからねー。次巻からより大きい構想に突入のようなので期待してます。2016/08/30
まりも
30
再読。読書狂が愛する本の為に悪と戦う物語の第三弾。読子、ねねね、ウェンディたち3人を主役にした短編集。今回はちょっとした息抜き回と今後へ向けた新キャラ投入回といった感じでしょうか。正直読み応えには欠けるけど、どの話もキャラの個性が出てて良かったです。特に読子in無人島は、活字中毒の彼女らしいお話で笑えて面白かった。ねねねのサイン会も何だかほっこり出来て何より。やっぱりねねねと読子の組み合わせは鉄板やね。2016/08/07
くりへ~
19
クライブ・カッスラーの未発表原稿を巡る三人の短編集。ウィンディと菫川ねねねの短編はいいとして、最後の読子の短編は強引過ぎる。。。クスっとしたけどね。2017/01/09
緋莢
11
大英図書館で司書として働くウェンディ・イアハート。同僚のカレン・トーペッドと共に特殊工作部要員を志望する事になった。そんな中、40年前に亡くなったベストセラー作家、クライブ・カッスラーの未発表原稿が発見され、大英図書館に寄付される事に。だが、出版社から大英図書館に来た原稿は偽物だった。偽物にすり替えたのは誰なのか?原稿を捜すと宣言したカレンに、ウェンディも調査を開始して・・・2017/12/11
ist
10
一冊の同じ本に関係する3人のオリジン集。読子のザ・ペーパーになる動機というかオリジン。 あと大英図書館特殊工作部に新たに所属するウェンディ。 本のない無人島から帰還して、ウェンディと読子が出会って、次は特殊工作部の総力戦らしい。2018/04/24