集英社文庫
少年は荒野をめざす 〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 284p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784086180214
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カキ@persicape

11
衝撃を受けた。周囲と本当の意味で馴染めずどこか変わってた高校生の私に捧げたい。その頃に出逢ったら私の中の「漫画」という固定観念が壊され、語りかける文はもっと輝いたはずだ。吉野朔実は凄まじい程に趣味が合う方にオススメされた。エッセイを先に読んで一体こんなに本を読まれる方はどんな漫画をお描きになるのだろうか?と手に取った。力があるけど美しいキラキラした言葉に魅せられる。良くある少女漫画のキラッキラじゃないんだ、限りなく透明なサラサラしたキラキラといえばいいのか?亡くなった後にこんな風に好きになると切ない。2017/04/01

mass34

10
吉野先生が、亡くなられた。ショックで言葉もでない。吉野先生の作品が大好きでした。先生のご冥福をお祈り致します。2016/05/02

菊蔵

10
中学・高校にかけて吉野朔実さんの作品を夢中で読み漁った。その先駆けとなった作品がこれで、思いっきり何かに頭をガツンとやられたような衝撃を受け、何度読み返したか分からないくらい読んだ。年をとり、憑き物が落ちたように彼女への陶酔が薄れ、殆どの本を処分してしまったが、図書館にあったので久し振りに再読。懐かし過ぎて呆然としながら読んでます。一コマ一コマ、色々なシーンが信じられないくらい鮮明に覚えていた。2011/08/20

saikawa

4
文庫で全4巻。 思春期の性、幻想、虚脱感、大人になりたくないという思い等が 緻密で儚げに表現されている。 キャラの思考も精神的な要素が強く面白い。 特に狩野。 兄弟の事もあるが、狩野みたいに考える女の子も 実際結構いるんじゃないだろうか。 良いなと思うシーン、カットが何度もある。 ラストもリアルな終わりかた。2013/07/15

燕(つばめ)

3
最初に連載されたのは1985年(昭和60年)です、懐かしいです5歳で兄を亡くし自分は男の子だと思い込む主人公の狩野 都に自分そっくりな男の子が現れる、都の中の少年はどう動くのか、心理描写とか秀逸です吉野朔実さんには才能に嫉妬したな♪次巻に続く。2021/04/30

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