内容説明
伯母の見舞いを終え、コラリーとフェリックスはサロワへと戻っていた。その翌朝、新市街に宿をとっていたコラリーたちは、リゼットが行方不明になっていると知る。コラリーは慌ててサロワ城へ戻り、マイエに事の真相を問い詰める。だが、真相どころか手がかりさえ、いまだ掴めていなかったのだ。ただ、ひとつの噂が囁かれていた。“黒の塔”の亡霊“黒衣の伯爵夫人”の呪いではないかと…。
著者等紹介
橘香いくの[タチバナイクノ]
1967年11月4日、福岡県生まれ。蠍座。A型。福岡女子大学国文科卒。『洞の中の女神』で1994年度上期コバルト・ノベル大賞佳作入選。コバルト文庫に『ブローデル王国』シリーズ、『有閑探偵コラリーとフェリックス』シリーズなどがある。仕事(勉強)と称して小説や漫画をよみふけり、仕事と称して映画を観、仕事と称して海に潜り、仕事と称して旅に出て、仕事と称してインターネットをはじめたおかげで……気がつくとすっかり無趣味人間になっていた
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感想・レビュー
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Natsumi
4
図書館
ふぉんだんしょこら
3
なんだか消化不良な感じの終わり方だ…。シュシナックが出てきてくれなくて残念。マイエさんはそろそろ頑張って告白してほしいところではあるんだけど…次回ぐらいに期待かな?フェリックスが愛情に飢えている部分の表現はなかなか深いものがあった。彼の闇が少しでも早く晴れるよう、コラリーには頑張ってほしい。2014/05/11
nanamon
1
2013/11/05
こんこん
1
みんなのボナバンさんが出てないよ!さておき、悪役がめっきり板についてきたあの人も含め、やっぱり事件はビターテイスト。一方で、二組のカップル(あえてそう呼ぶ)それぞれの間にも、いろいろと動きが見えてきつつ。さて、さて。2010/05/27
天鈴
1
11巻です。続けて読んでいるので疲れてきました。一冊一冊はさらっと読めるんですが……続けると疲れる(汗) リゼットさん受難の巻です。あの人再登場。あの時逃げたのは前振りだったよう。この本だけで話しは終わってますが、メインの話しは終わってません。これからどうなるのかなぁ。リゼットさんには幸せになって欲しいなぁといった感じの話しになってます。相変わらずいい人そうな人が悪者というお約束は顕在。そして、フェリックスのトラウマも出てきて、どうなるのか秘密がいっぱいです。2009/08/20