内容説明
幻将・皓との戦いが一時終息し、斎伽忍が帰還した夏。束の間の平和を楽しむ亮介たち。夏期講習に通う里見十九郎と親友の西城敦は、渋谷駅のホームで「クラインの記憶」をもつ女性たちに出会う…。その謎とは?アパート暮らしを始めた亮介と諒。謎の少女ハツリの部屋に生まれた、秘密の「水」は?書き下ろし新作二編「ヘヴンズ・クライン」「デュナミス」を収録。文句なしの面白さ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
12
再読。2014年737冊め。消え行く力。デュナミスとエネルゲイア…アリストテレス。2014/09/14
扉のこちら側
3
初読。2010/01/23
みきっち
2
短編集。 十九郎メインの話。西城さん、よい親友で、楽しそうなのがいいなと思う。忍さまを暇にしちゃダメだってのが、(周りの人達の様子が想像できて)笑える…。 2編目のデュナミスは、亮介お引越し先のお話。希沙良が来ているのが意外な感じもするし、一番意外だったのは、論文レポートの話。希沙良はそういうのが得意なのか!と。新鮮。2023/01/07
蓮川蓮
2
再読。のはず??まったく記憶がないので、こんな話だったのかと、首を傾げておるわけですが、閑話休題の短編集といったかんじ。里見さんのお友達生徒会長ジョーアツさんがとってもいい感じに振り回し振り回されてのお話が面白かった。いいじゃない里見メロス十九郎。走り出しちゃうわけですねわかります。デュミナス、別件でこの言葉を調べていたから、なんとタイムリーな。諒ちゃんと希沙良の会話がたのしうございます。仲間に入れない亮介も、なんかよい。いつまでもこういうのやっててほしいな。戦わないという選択肢もありのような気がします。2022/09/24
みや
2
手放す前に再読。2014/07/04