コバルト文庫<br> 姫神さまに願いを―永遠国(はるかとおくに)ゆく日

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コバルト文庫
姫神さまに願いを―永遠国(はるかとおくに)ゆく日

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  • サイズ 文庫判/ページ数 284p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086146623
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

時は平安―ごく普通ではない男女がごく普通ではない出会いをして、ごく普通ではない結婚をした。男の名は安倍保名、そして女は辰狐の化身である葛葉姫。息子に正体を知られたために保名の元を去って東国へと旅立った葛葉は、気まぐれから平将門の命を救う。菅原道真の生まれ変わりではないかと噂される将門に葛葉は興味を持つが…!?天下無敵の姫神さん・テンが愛したもうひとりの男。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

翔(かける)

29
第4巻。平安時代、まだテンが葛葉だった時のお話です。私が中学生の頃、一番のお気に入りでした。改めて読むと、将門が、周りに愛情を与えられる器の大きな男だったことがよくわかります。保名は愛情一点集中、将門は愛情ばらまき型(←言い方)。男も惚れる男、というやつですね。ともあれ、この本は、女性の複雑な恋心や愛情が、これでもか!とつまった一冊だと思います。将門の北の方・撫子の劣等感からくる高慢さ、妹分・桔梗のたおやかに見せかけた潔さ、そして葛葉の恋心。昔は好きじゃなかった撫子のことも、今は好きになれました。→2018/07/11

ゆきこ

8
「姫神さま」の4巻目を再読。テンの過去、東国を舞台にした平将門編です。戦国本編とは打って変わって、シリアスな雰囲気。登場人物ひとりひとりが丁寧に書かれていて、大人でも感動できる良作です。2015/05/29

咲穗

7
平安の乱世、東国にいた1人の男が不思議な力をもつ1人の巫女と出会い… 葛葉自体の話。 個人的にはやっぱりハルさんと保名に思い入れがある… そして保名の懐の深さがすごい…2021/08/11

梅みかん

7
切ない、葛葉の2度目の恋。最後が特に切ない。 保名にしても、将門にしてもいい男だな。晴明も本編とは少しちがって、少年らしさがあってそこがよかった。2017/07/24

Natsumi

4
図書館

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