内容説明
吉野で会った峯男の正体が高彬の乳兄弟・守弥であったことを知って驚く瑠璃姫。さらに煌姫からの衝撃の告白を受ける。かつて、守弥と手を組んで瑠璃姫と高彬の仲を引き裂くために高彬を誘惑したことがあるというのだ！真相を問いただすべく、すぐに守弥を呼びつけるが、そこに血相を変えた高彬が乗り込んで来た。瑠璃姫が男と密会しているという投げ文があったらしい…。瑠璃姫、絶体絶命。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
万葉語り
35
シリーズ6作目。一番の山場は高彬様御乱心の場面。酒乱の汚名を着て帝にあてこすられてまで、あっけらかんと受け入れているところが何とも瑠璃さん一筋で可愛らしい。30年前読んだ時は断然鷹男派だったけれど、今回読み直すと高彬がいいと思う。2018-172018/01/25
フキノトウ
27
高彬の乱心。普段穏やかなだけに、驚きました。帥の宮のことで策を練る四人組の面子が新鮮で、これからが楽しみです。2018/09/12
はるき
27
人妻になっても相変わらず瑠璃さんは素敵無敵。と言っても今回は周りに振り回された感じかな。瑠璃さん一筋の高彬を選んだからと言って安寧の日々がなかなか来ない。でも心配ご無用。この姫にかかれば逆境こそ生きる道ですから！！あやうく新婚夫婦に修羅場が舞い降りそうになったが、無事危機回避。普段は温和で常識人の高彬の激高ぶりにちょっとトキメイテしまう。2016/08/02
pinko
19
瑠璃vs煌姫では相手の裏を読む戦いや、怪しい策略の匂いがプンプンしていて面白かった。瑠璃姫を源氏物語の末摘花に例えたり、平安貴族の暮らしぶりも伺えます。 次巻が気になる終わり方でした。2023/04/23
ゆきこ
17
シリーズ6巻目再読。あ〜おもしろい！やっぱり煌姫が大好き。事のウラをかいてでも愛人の座を狙うっていうリアリストっぷりがすごく好きです。そして今回も高彬がめっちゃ怖かったです…。2018/11/28
