内容説明
「ジェイ!」というリューイの声を、ジェイは絶望的な思いで聞いた。闇の中に潜んでいたのは、鋭い爪と牙を持つ吸血コウモリだった。次々と襲いかかってくるコウモリ相手に悪戦苦闘するジェイは、ついに意識を失ってしまう。ジェイに駆け寄ったリューイは、怒りに我を忘れて叫んだ。「私たちに、さわるな―!」その瞬間、白い光が崩れかけた玄室を満たし…。『虚飾の檻』完結編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ryo
3
再読。完結編じゃなかったらまだ続いてそうだなと思う程駆け足。古に死んだ番人の妄執に囚われた部分はあるとはいえカズサの行為は許しがたいと思うんだけど声奪われただけで済むてのもちともやもや。ダーシャは悪いことしたわけでもないのにガイゼルが離れ切ない。子爵と侯爵はこれからどうなったか覚えてないのでどんどん次いこー。2019/01/03
りょくちゃ
2
99.4.10.本編7作目。面白かったけど、正直、虚飾の檻編は間延びした感じで読み進めにくかった。2010/05/17
星嵐哀
0
前・中・後・完結編4冊…… 『りゅうねむ』って必ず、自分の願いのために他人の思いを捻じ曲げようとする人が出てきますね。 私的にはアサノとカズイのエピソードが好きなんですが、実際2歳しか年の差がないのに、やたら幼いアサノと達観してるカズイでは物凄い年の差があるように感じる。 女装の美形なお兄さんがいたいけな子供を騙くらかしてるようにしか見えないあたり、「どうよ、それ」とは思います(笑)2004/11/01
あっしー
0
紙書籍にて再読。2011/03/06
あっしー
0
紙書籍にて初読。