コバルト文庫<br> ファントム・ペイン(2)―影の王国〈4〉

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コバルト文庫
ファントム・ペイン(2)―影の王国〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 202p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086144889
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

瞳はとうとう自分の記憶の一部が、何者かに消されていることに気づいた。何者か、自分にはまったくかなわないものが、接触しているのだ。デパートの中でひとり不安にかられる瞳だったが、心配して迎えに来た月哉と出会い、思わず涙ぐんでしまう。その夜、積雪のため、八重垣町は雪の中に埋まっていた。月哉の祖母ことの出迎えをうけたふたりだったが、異常な雪のかげには月鬼の策謀が…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tom

14
白藍の無慈悲さ。昔は気にしなかったけど、月の王国の階級制度とか差別とかえぐいよなぁきっと。王子たちも下々の見下しも悪気なくナチュラルで怖いわ、とか思う。2016/01/19

みとん

9
久々の再読中。帯に「学園ホラー・ファンタジー最新刊!」なんて書かれているけど、表紙の兄弟と瞳が制服を着ているくらいで、全然学校生活なんて出てきてないんですけど・・・。しかもとうとう次巻からは月の世界へ行っちゃいそう。前回たくさんでてきた謎たちは、後編で明らかになりました。瞳の母のこと、月哉の両親と祖父母、謎のタラシの正体、イヤルドのことも少々。イヤルドといえば、今現在、一番かっこいいのはイヤルドな気がする。大人の余裕ってやつ?性格の悪いムラサキさんも、ブラコン王子も、白なのに腹黒王子もちょっと・・・。2015/12/15

アカツ04号

8
シリーズ4冊目。再読だが覚えていないので新鮮な気持ちで読んだ。あれー?月哉の両親は兎も角、祖父母もこんな力のある人達だったけ?? 瞳と月哉の互いを想う気持ちがじれったくて良いなあ。そしてやっぱり白藍は好きになれないなー…。ひたすらに信頼を寄せるのにただ操られる月留が少し可哀そうになってしまった。王子同士の決着が付いたかと思ったら、最後の最後に囚われの身になってしまった月哉。イヤルドの協力を得て、次巻からの舞台は月の王国へ。(11/7)【2023-23】2023/11/07

うえはん

6
だんだんと色々な謎が解けてきたかなぁと思ったら、最後に大変なことに…。瞳と月哉の恋愛があまり進まない分、今回は月哉のお母さんのカヤさんと養父の有宏さんの出会いが描かれている部分で補完させてもらいました(笑)。2012/10/21

naota

5
うわぁ。いろんな事がいっきに押し寄せてきた巻ですね。。。瞳の母の事、月哉の祖父母の事、両親の事。白の王子の目的も分かって、、、イヤルドはカッコイイし。しかし、この先どうなるのやら。不可能に近い、でも不可能なわけでもない。となると、私だったら諦めてしまうだろうな。2013/11/25

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