内容説明
私は吸血鬼。一度も太陽を見たことがない。521回目の誕生日に、ソフィーと知り合いになり、ルーブルに行くことになったが…?(『月を描く少女と太陽を描いた吸血鬼』)。みさおと姉の真琴は「吸血鬼を殺す人」だった。コンビニに出入りしている人の中に吸血鬼がいると聞いた二人は、そこで山田花子という美女と出会うが…?(『灰色の回旋曲』)。ノベル大賞佳作受賞作家、待望のデビュー作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黎雪
1
1話目は絵が好きで、自身の憧れだった太陽を描きたかった吸血鬼の話。 2話目は生きていたくなかった「吸血鬼を狩る人間」の話。 初読はおそらく中学生の頃。 タイトルと、1話目の「絵が好きな吸血鬼」ということだけ何となく記憶にあって、20年も記憶に残っていたならもう一度読んでみようと思い立った為再読。 描きたかった「太陽」を描きながら消えてゆくシーンが印象に残った。2016/03/30
みゆき
1
吸血鬼を題材に二つの話が書かれてます。ホラーなどではなく、悲しいような、切ないような、そんな話だった。2016/01/13
みゆき
1
学生の頃に読んで、印象に残っている本。もう一度読んでみたい。
壱星
0
ちゃんと生きてないとちゃんと死ねないのね。2016/08/09
みんさゆ
0
1998/1/26