内容説明
山吹泉は向が丘女子高二年生。悩みらしい悩みもない、平凡な日々を送っていた。「先生が一人、こなくなるわ」予知能力を持つ親友の茅世の言葉どおり、暮林先生が入院し、かわりに美貌の音楽教師・榊がやってきた。榊は泉に「帰りましょう」と氷のように冷たく語りかける。その瞬間、全身に悪寒が走り、泉はその場から逃げ出していた。泉は榊の存在に、いいしれぬ不安を覚えるが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Natsumi
4
図書館
紫鈴
4
榊の、泉に対するどSの粘着っぽい執着がたまらなくイヤ!この本の構想は昔からあったそうだが、炎の蜃気楼の直江と、いい勝負の変態っぷり。人間として育った泉を闇の世界に戻すべく、イケメン榊が迎えに来るのだが、茅世の変貌ぶりにあ然。女の友情おそるべし。☆22005/08/30
香穂
2
再読。あらすじはすっかり忘れていたけど、榊への印象だけは覚えてた。一歩間違えなくても変態レベルな執着っぷりだけど、初めて読んだときは彼の言動に悶えてばかりだったような。2009/06/16
CCC
1
なんとなくだけど、普通の(男性向け)ラノベっぽい要素を感じた。そりゃレーベルは少女小説系だし、中身もその型からはみ出てはいないし、露骨な萌えなんかないし、文体も設定もそれとは違うんだけど、でもそう感じた。学園もの、平和な日常描写、平凡性と特殊性の対比、登場人物の男女比、女性同士の擬似カップルなどがその理由かも。もしラノベが好きなら、レーベルで敬遠したりしないで、読んでみて欲しい。突き抜けたものはないかもしれないが、案外すんなり読めるんじゃないかと思う。2012/07/18
yura
0
好きなシリーズ;;…なのになあ…(涙。途中で終わってしまっているので…;;でもずっとずっと続刊っを待ってます;;主従間の葛藤とか、長きに渡る櫻の系譜間との因縁とか、自分的にはとても好きで><!うううう…。涙