感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Natsumi
3
図書館
たぶ
3
10年の月日を経て、アシギルがすっかり変わってしまっていることをリデルは望んでいた。新しい地で幸せな生活を送っており、それこそ伴侶でも見つけていれば、久しぶりに再会した幼馴染として、思い出話でもできたのかもしれない。また、アシギル自身も変わりたいと思っていたのだと思う。しかし、10年たってもリデルへの執着は揺らいでいなかった。それがいずれ天使族の血への執着にかわり、醜く愚かだった祖父のようになってしまうかもしれない。そう彼は恐れていたのだろう。視野が、世界が狭くなりすぎるとろくなことにならない。2014/11/05
kmori299
2
再読。今にして思えば、これだけの薄さでこれだけの内容の話、しかもボリュームを詰め込みつつここで一段落つけているのに。この先を知っていると、ある意味で序章にも感じられるという。やっぱりすごい小説だよなあ。これを新刊で読み、そして続きを待っていた頃って、幸せだったなあ。2018/08/08
枯伍
2
広大な砂漠を行ったり来たりの末に出会ったのは…。空から降ってきた美女ってヒロインの専売特許だよねえなどど思ってみたり。罪深き運命の女神の悪あがきも空しく、二人は出会い、風は吹きやまないことを望んだ。イルガンは誰と組んでもいい味だしてるなあ。2017/02/21
愛奈 穂佳(あいだ ほのか)
1
【『読書メーター』を知るまでに読んだ本の記録】 通算:#9571998/10/31