内容説明
戦いに勝利も敗北もありはしない。あるものはただ犠牲のみ。そしてまた、誰も彼を救えはしない。彼自身がおこなう以外には…。伽羅王の巨大な輝きを支え、戦いを生きるためにのみ、その存在をゆるされる者「牙」。彼にとって、いまの伽羅王は、寒いほど遠かった。(どこにいるのですか、伽羅王)。まるで、手ごたえのない虚無の先によびかけるように、彼はその孤独感をかみしめていた…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です!!(≧▽≦)
19
田中さんの「創竜伝」思い出すんだが( ̄~ ̄;)2017/12/26
扉のこちら側
10
再読。2014年729冊め。2014/09/13
Romi@いつも心に太陽を!
8
本家、道者方の実態に嫌気がさす。人の欲ほど恐ろしい物はない。シビアです。そして忍様の孤独が更に浮き彫りに。彼の存在意義は伽羅王であることだから。諒が実は一番近しく彼を「心配」できる存在なのかもしれない。2010/07/11
sattin
4
いろいろと見えないバックが見えてきたかなという巻。最初からずっと描かれてきたけど、この十九郎と希沙良の依存関係って独特のものだなあ。ちょっと病的な気もするけど。諒ちゃんがこっそりいいところを持ってってる。2011/06/28
愛華
4
涙が出た。希沙良がもう本当に切ない。希沙良だけ依存してるわけではないと思うんだけでど、希沙良ほど十九良が想っているように見えないからかな?なんで十九郎は希沙良が望んでる言葉を言ってあげないんだって憤りたくなる。切なすぎて辛い。2011/02/02