内容説明
「わたしが考えているのは、佐保彦の王子を裏切ることだ」佐保の長老・穂波は、ついに真秀を抹殺することを決意した。穂波の心に共鳴した速穂児は、佐保の隠された霊威“那智”の憑依坐となって、真秀との最後の闘いに挑む。大闇見戸売と御影がまさに死を迎えようとする中、互いの凄まじい霊力をぶつけあう真秀と“那智”の壮絶な死闘の果てに、すべてを覆す衝撃の真実が待ち受けていた―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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14
**古史古伝10巻**感想は11巻でまとめます。2013/10/02
chie
3
再読。とうとう明かされた最大の真実。皆、大切な物を守りたかっただけなのに・・・予言・予知なんてホント碌なもんじゃない、それに振り回されて大切な物を失っていくだけだ。真秀と真澄は二人だけでもどんな逆境でも生きていけるだろうけど、真綿で包まれるように育てられた佐保彦と佐保姫はそうは生きていけない、それこそが永遠と滅びの差のような気もする、とすると予知があったからこそ、そうなぞられたのか?やっぱり碌なもんじゃないな・・・。2012/10/08
yuyuko
3
このときにあの大震災があったのか!なんだか巡り合わせというものを感じてしまう。生きるということ…。再読も残すところあと一冊。この世界から離れてしまうのが惜しい。もっとずっと、長く読み続けていたかったなあ。2012/10/15
秋
3
なんてこった。まさか立場が逆だったなんて。 今更真実を明かされても・・・お互いに辛いだけ。 そしてあと1巻を残すのみ。2012/10/11
t-snow
3
うわ、そうか、あーそうか! なんて過酷なんだろう。速穂児……。2010/06/03