内容説明
萃の王女瑠璃は十七歳。十年間ずっと想い続けていた初恋の相手である鸞王蒼鷹に嫁ぐため、婚礼行列を組んで鸞へと向かった。再会の期待に胸を膨らましていた瑠璃だが、蒼鷹はまるで別人のように変わっていた。冷ややかに「この結婚は政略結婚」と断言する蒼鷹に愕然とする瑠璃。幼い日の初恋を蒼鷹は忘れてしまったのだろうか。会えなかった十年間に彼にいったい何があったのだろう―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Natsumi
3
図書館
さつき
2
十年間ずっと想い続けてきた初恋を胸に嫁いできた萃の王女瑠璃と、その初恋の人・鸞王蒼鷹の物語。十年を経て再開した蒼鷹は、思い出の中の優しい少年から、冷たい青年に変わっていたが、その変貌には理由がありそう。人間関係も複雑に絡んできて、後編を読むのが楽しみ。ハッピーエンドで終わるといいな。2013/03/24
静間
2
中華風恋愛小説。幼い時の初恋を叶えた王女と、当時とは変わって冷たくなった王のお話。病弱だけど知りたがりのでまっすぐな王女のおかげで、王がそこまで酷い人に見えないのかな。事情は再読なのでうっすらと覚えているけど「愛し合って結婚するのよ」って思っている王女に「この結婚は政略結婚」と言った上に、侍女を側室にしようとするなんて・・・。やっぱ蒼鷹酷い奴。彼の過去が明らかになるのは下巻。それまでは酷い奴でいて。2012/05/05
まろん
1
幼馴染と再会したら、彼は変わっていた…。ありがちな話だけど、結末がどうなるのか楽しみ。2015/06/23
ちまこ
1
なぜ、初恋の人は変わってしまったのか…となにかがありそうな雰囲気で進む上巻。この二冊だけなぜか本棚から消えていたので、再購入。下巻の結末を知っているけど数ねんぶりに読むとドキドキする。2012/12/13