内容説明
母・御影の死は近い。その死を安らかに迎えさせるため、真秀は真澄とともについに佐保を訪れた。“滅びの子”の出現に戸惑う佐保。かつての予言を証しするかのように、次々と禍々しい出来事が佐保に襲いかかる。他族を容易に寄せつけぬ佐保のしきたりを破って、中毒した大王を迎え入れ、さらには佐保姫が何者かにさらわれた。誰が、なぜ、何の目的で―佐保の運命が大きく動きはじめていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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11
**古史古伝9巻**感想は11巻でまとめます。2013/09/24
トモ。
7
佐保入りした真秀と真澄・御影。大王の食あたりもあり、舞台は佐保に移っている。顔は似ているのに、育った環境によって全然違う真秀と佐保姫。閉じられた世界ではなく、真秀が置かれていた酷い環境を目の当たりにした佐保姫はどう成長していくのか。・・・それにしても氷葉洲姫が怖いわー。色々な先読みの意味が気になる。2015/06/24
chie
5
再読。真澄・真秀、佐保彦・佐保姫の2組の兄妹、特に妹二人の育ちの違いが強く出た1冊(でも二人の魂のあり方?とでも言うべきものはとても似通っているとも思う)。佐保彦は1巻の時から比べると逞しくなりましたね。政治的な判断もできる「大人」になった佐保彦が真秀の事をどうするのか?2012/09/28
チーズ・ホリデー
3
氷葉州姫の変わり身のはやさよ、、2023/06/24
秋
2
佐保姫のこれからが気になる。2012/10/10