- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > スーパーファンタジー文庫
内容説明
甲斐たち一行は魅魎の襲撃により、甚大なる被害を受けていた。命に別状はないとはいえ、頑丈そうな体格の鹿島までも疲労は隠せない様子だった。甲斐は傷ついた仲間の治療にあたった。そしてその時、ある事実に気がつく。遠江と隠岐が何者かに攫われたのだ。二人の安否を気づかう一同に、しなのの呟きが聞こえた。「…あいつだ…」あいつとは、今は亡き親友藤津。つまり、藤津の体を器にしている魅魎の仕業だと…。しなのは二人の救出と藤津の弔いを固く心に誓うのだった。