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内容説明
時は江戸、徳川家光の治世。柳生新陰流の使い手、柳生十兵衛は暗殺を重ねる日々を送っていた。「天下国家のため」という父・但馬守の命を信じて、刺客となったのである。彼の強さの秘密は、右眼に飼っている蜘蛛―相手の動きを先に教えてくれる「千手眼」。しかし、剣の道をひたすらに求めてきた彼にとって、今の生活は地獄同然だった。己の行為に疑問を持ち始めた矢先、将軍家光に隠密の仕事を申しつけられる。魑魅魍魎が跋扈するという谷具久藩へ、十兵衛は一路探索の旅に出た。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫
2
約二十年ぶりの再読。父親但馬守に命令されるがままに要人暗殺を繰り返してきた柳生十兵衛は、鵺退治を転機に柳生家を去り、将軍徳川家光の要請で妖怪退治の旅へ出ることに。右目に蜘蛛の精が巣食っていて、決別するために自分で右目を潰したという十兵衛の隻眼設定が実に秀逸であります。危機に陥ったところで他の誰かが助けてくれるというパターンの繰り返しなので、主役の十兵衛のあまり活躍した印象がないのが残念なところ。巻末ではかつての親友との対決という見せ場を用意してもらい、主役の面子の保ったところで次巻に続く。星5つ。2020/10/08
そーだ
1
グラートシリーズを先に読みたいと思っていたが、下巻を入手しそびれていたのでしばらく積んでおくことにし、このシリーズを読み始めることにした。相変わらず無茶苦茶。2012/12/03
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