内容説明
空者総帥の死。その意味を理解しえても、その事実を受け入れることのできない者たち。いま初めて、術者たちは忍の意志に反した行動を起こす。伽羅王復活のために。しかし新大阪に向かった希沙良たちの新幹線が濃霧のために足止めを食らった。そして相次ぐ事故。拡大する混乱の中で、十九郎たちの形勢は不利にならざるを得ない。誰がこの戦いに終止符を打つのか？『天冥の剣』ついに完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サン
15
ハイスクールオーラバスターシリーズ10冊目。東京と大阪で忍と九那妃をめぐる術士と将たちの争い。本家の立場が、よくわからない。彼らはなにをしたいのか…2019/12/29
みきっち
3
あああ。終わってしまった。楽しかった。まだ途中なのはわかってるんだけど。最後はみんなの気持ちも行動も噛み合ってきて、本当に良かった。しかし、夏江さんや亜衣ちゃんも含めて皆で動けた成果なんだろうなあ。すごい。2023/01/01
レイタ
3
再読。ここら辺になると朧げ。これ終わるの？と思ったけど忍の件はギリギリに落着。あとあんまり好きじゃない亜衣ちゃんだったけど、亮介と両想いになってからは、自由に動ける重くないキャラとして大活躍。いいね。あと受けすぎた亮介は、大活躍シーンもありやっと吹っ切れてよかった。忍の精神レイプはこの後半の対比の為かー。（長かった）やっぱり無駄に姫扱いされてるのが困惑なんですよね、想像できなくて。諒との再会とかラブシーン過ぎるし、亮介が女だったら色々納得しちゃう扱いですなぁ。きーさんたちも活躍してたし、終わりは爽やか。2016/04/30
蓮川蓮
2
再読。天冥の剣完結で、オーラバ第一部完。何度も読んでるので、セリフ回しはすぐに思い出せる。道者の4人の対立のところその年になってようやく理解した。不破さんと遠野一真は、術者側に加担してくれてたのか！なるほど。忍に今は勝ち続けろって、啖呵切る諒がかっこよすぎる。なにかを振り切った希沙良の覚悟もみていて、いっそ清々しい。問題は山積みなのに、ここで終わっても良かったのでは？と思うくらい最終決戦っぽいんだよね。まだまだ終わらないけども！2020/07/06
wealth
2
３巻より早く出て来たから再読。文字数少ないのですらすら読める。希沙良と亮介の会話が物凄く嬉しいです。この作品の中ではとても健全な会話を読んでる、気がするので。九那姫さんが好きにしろとか言ってて結構酷いｗそして見事に亮介のいるシーンしか覚えてなくて、この巻に夏江さんがいて鎌倉に乗り込んでたってのに驚きました。戦いを止める、て難しいなと。犠牲を数え始めたらほんとうにもうな…。過酷が続く中で、亮介がひたすら「幸せに」て物凄く漠然としたもの信じてるっていうのが、切実過ぎました。新刊まだっすか…！2013/01/31
