内容説明
コーサ軍の侵略で、落城寸前のミズベの王城。リダーロイス王子とフロルメイ王女は異界へ逃れ、ロイフラング国王のそばに残ったのは、“伝承者”レヴリス女候爵と、その息子15歳のラシェンだった。母から預った手紙を胸に、愛用の竪琴とともにラシェンは水鳴り村をめざすが…。リダーロイス王子の右腕となるラシェンの少年の日の冒険と恋を描く、シリーズ番外編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
でんか
5
蔵書整理で再読中。そんなこともあったのね、の過去篇。ここででてきたアリエルの存在は後の巻までひきずられるので、外伝も一つの話の流れのような感じなんでしょね。2017/10/20
枯伍
3
本編より10年前。コーサに敗北した後のミズベの様子をのちの伝承者ラシェンの視点から描く。まだ未熟な少年の一人旅から師や友人を得てほのかな恋も… この巻だけでも成長が見られます。占領下なのでハッピーエンドにはならずしんみりとした終わり方。2018/10/27
みきのの
2
過去編。ラシェンのお母さんの愛が痛い2018/09/10
kmori299
1
再読。本編よりこの巻の方が中身をはっきり覚えているのは、この巻が好きで何度も読んだからだろうなあ。今読むと後半は結構駆け足というか、詰め込みすぎだなあと思うけど。でも、五巻だったかで王子に向かって言う台詞の動機がわかるなあ。2018/07/31
真維奈
1
ラシェンにもこんな時代があったのね~とほのぼの読んでたら、あれよあれよと急展開に…やっぱり詰め込みすぎなカンジがするなぁ。2012/09/21