コバルト文庫<br> 銀の海 金の大地〈4〉

コバルト文庫
銀の海 金の大地〈4〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 241p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086117296
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

御影と真澄のために病にきく薬草をとりに山へ入った真秀は、佐保彦の妻問いの話を立ち聞きして、驚きをおぼえた。そのとき、黒ずんだ鹿の皮衣をまとい刺青をした男に口を塞がれ、「王子への恋は、禍つ恋だ。一族を滅ぼし、いのちを奪う恋だ」と忠告された。男の名は波美王―。狙った者は必ず殺すという闇の猟人だった。一方、燿目は真秀、真澄、御影の3人を焼き殺す機会を狙っていた…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kagetrasama-aoi(葵・橘)

25
「銀の海 金の大地」第四巻。「第六章 禍つ恋(承前)」読んでいてそれぞれの恋が切なくて堪らない。真秀の佐保彦への恋心は誰も幸せにならない禍つ恋、佐保彦の真秀への恋心は一族への裏切の恋。でも一番切なくて辛いのは、真澄の真秀への恋心、同母妹への恋は神罰が伴うもの。私が一番転生して恋を成就させて欲しいのは、真澄の恋。そして今巻、佐保彦が燿目(佐保一族の伴人)にした誓いが…。それぞれが皆辛すぎる展開(涙)。2020/09/21

フキノトウ

25
胸がキリキリとする様な展開。なんということ。真秀の恋は...。みんなが色々一途でずれていく運命、切ないな。しんみりしながらあとがきを読んで、当時の読者の「真澄がシスコン過ぎて不気味」の言葉に笑った。2018/10/09

キラ@道北民

24
シリーズ第4弾。理性では抑えられぬ本能というか魂が求める様に憧れたティーンズを思い出し、見悶える。怒涛の展開でぐいぐい一気読み。2020/03/08

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

21
**古史古伝・4巻**『御影母子は、今日をおいては殺せない・・・。』燿目(かがめ)は佐保の王子・佐保彦(さほひこ)にそう告げた。そして遂に、火の海が真秀たちを襲う!恐怖と混乱!殺戮の戦場!この危機の中、真澄の力の覚醒は訪れるのか!?――怒涛の展開の連続、連続、また連続!このグイグイ読ませる著者の筆腕が素晴らしい!人を超越した能力があろうとなかろうと、巨大な運命の前では等しく無力。この"諸行無常感"のリアリティが良いですね。そして誓いが巨大な呪になってしまった佐保彦。彼の今後を考えると切なさでやり切れない。2013/08/18

百合子

6
古代ファンタジー第4巻。自分自身でも戸惑いながらも佐保彦に惹かれる真秀。それを悟った真澄…これからどうなるんだろう。2014/08/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/527247
  • ご注意事項