内容説明
誰が何のためにだかわからないが、夜道で髪の毛を切られる事件が起きた。諒と冴子は、忍の命令で髪切り事件についての情報収集のため、亮介と亜衣のいる高校へ転校してきた。そんなとき、十九郎が夜道で髪切り魔に出会った。正体は傀儡。十九郎はこともなく退治した。裏で操る者は?忍を中心に髪切り魔の対策を立てた直後、亮介を慕う瑞穂が髪を切られ、命までねらわれるはめになった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
8
再読。2014年721冊め。2014/09/10
カナリア
4
忍様・・・さらに美しくなったと感じた亮介ちゃん。新しい戦いへ。2013/11/24
初花月
4
大好きな一冊w忍様と冴子の関係に仰天(笑)そりゃ冴子に甘くなるわなwある意味一番の犠牲者やん彼女。忍様が最後まで大事に守ろうとするのが印象的wけど最終的には諒に任せるしこの頃から忍様は諒ちゃんイジメが激しくなったな(笑)そして素直でない2人w諒ちゃんの言葉足らずさと冴子の意地っ張りさに苦笑いw髪はね〜女の命よ〜2011/05/09
マキハラ
3
自分は家族を土壇場で見捨てた卑怯者だという諒に、「お前は卑怯者なんかじゃない」「昔のことで、傷ついているだけだ」と亮介が声を掛けるシーンが本当に好きだ。この巻から冴子の正体について本格的に疑問が投げ掛けられたり、ストーリーが加速してゆく「始まりの巻」でもあると思う。「(冴子は)僕が守る」と言う忍、その発言の真意に悩む亮介、冴子と諒の微妙な距離感、何か知っている感じの十九郎、とそれぞれのキャラの立ち位置がみんな違うのが秀逸。2010/02/16
蓮川蓮
2
再読。何度も読んでるはずなのに、何度読んでも楽しいものは楽しい。ここから、若木先生の本領発揮がみられるお話。メインメンバーの会話がするすると入ってくる。まるで、本当に存在しているかのようにも感じる。こういう文章が書いてみたい。 ここで、後編へっというところで、終わっていて、しんどい。2020/06/06