内容説明
ミシェルに決別を宣言され、正真正銘「自由」の身となったエヴァ。愛する人から切り離される痛みを必死にこらえ「さよなら」を告げる。ジークを伴って街に出るが、国王が暗殺され非常事態に陥った首都レー・ルティアは、騒がしく危険な状態だった。クインシードに渡りたい、と言うエヴァを、ジークは「連絡係」の『水車小屋』の屋敷に連れて行き…。「自由」な姫君の本当の旅立ちの時がくる。
著者等紹介
藤原眞莉[フジワラマリ]
1978年1月8日生まれ。福岡商業高等学校卒業。『帰る日まで』で、’95年上期コバルト読者大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紗奈
3
本当にお気に入りだったお話。終わったときは寂しかったし、もっと長く読んでいたかった。藤原さんの本がまた発売されるのを待っています。2011/06/02
ゆり
2
第二部完結。あれ、第三部は……?正統派王宮もの少女小説の顔して、色々一筋縄でいかないシリーズだったなと思いました。何よりエヴァの恋のお相手が彼になるとは。個人的にはアレックス派だったので切ない。でもルウも切ない。一体どうすれば(笑)。ムーランの正体は予想外でした、でも良かったです。お気に入りのクインシードの人たちのその後が曖昧なままなので、できれば読みたいです。コーネリアとレオンとか、アリアとベルナルドとか!あと私は鳴海ゆきさんの少女小説挿絵が本当に好きだと改めて実感しました(笑)。2013/06/22
みかづき
2
二部完結になってしまったということでずっと手を出しあぐねていたけれど読了。うん、よかった。当初はタイトル通りのマジメな革命が起きるとは思っていませんでしたが。これがミシェル編あるいはランヴィエルス編だったのかなあ。最終的なエヴァのお相手はルウなのだろうか。表紙で手つないでるみたいだし。ミシェルのことは忘れられないだろうけど。アレックスも結局苦しい立場だしなあ。気になることもたくさんあったので(レオンとかコーネリアとか)、つづいてほしかったと切ない気持ちでいっぱいです。クルト・ウルディの挿絵が素敵でした。2012/07/24
punto
1
最終巻(9巻目)。なかなか良かった。しかしこの話、ヒロインの相手役はずっとアレックスだと信じていたのに、ミシェルだったのが驚きだった。2010/02/11
らま(羅眞)
0
これで最終巻?何だか色々問題ほっぽり出したままな気がする。すっきりしない2015/07/26