コバルト文庫<br> 花咲く丘の小さな貴婦人―寄宿学校と迷子の羊

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コバルト文庫
花咲く丘の小さな貴婦人―寄宿学校と迷子の羊

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  • サイズ 文庫判/ページ数 268p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086008631
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

両親をなくしたエリカは、唯一の身寄リの祖母に会うため父の故郷イギリスへやってきた。だが日本人を母に持ち地主階級の自覚なく育ったエリカは、孫と認められず祖母に会わせてもらえない。途方にくれた彼女は、祖母の知り合いが校長をつとめる寄宿制の女子校を訪れ、貴婦人となるための教育を受けることになる。決意を新たにするエリカだったが、そこは男子校が隣接する少し変わった学校で。

著者等紹介

谷瑞恵[タニミズエ]
2月3日生まれ、三重県出身。『パラダイスルネッサンス』で1997年度ロマンス大賞佳作入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さや

18
★★★★★イギリス人の父と日本人の母の間に生を受けたエリカ。両親を亡くした彼女は祖母に会う為イギリスへと渡るがー…。とても純粋な可愛い少女小説。前向きに頑張るヒロイン、ヒロインの心の支えとなる綺麗な男の子、最初は反発するもののヒロインに惹かれていく上級生。それぞれキャラが立っていて魅力的だった。最終的にエリカと結ばれるのは、きっとあの人なんだろうな…と予想。Kindle版だと挿絵がないのが寂しい。2016/08/28

ゆり

7
まさに正統派少女小説。どこか懐かしい雰囲気もあり、かわいい!お話もしっかりしていて安心してわくわくどきどき読んでいけました。異質な存在だったエリカが周りの友情や信頼を少しずつ手に入れていく流れが気持ち良かったです。お年ごろの女の子と男の子の違い、というかそういうのがていねいに書かれていて良かった。恋愛がこの先どういう風に進んでいくのかな。2013/02/10

あきら

6
再読。谷さんのヒロインは大抵最悪な出会い方をした男とくっつくから、相手はジェラルドだろうなーと思ってた。あとがきにある通り、ボーイ・ミーツ・ガールだった。ある閉鎖的な村に風変わりな女の子がやってきて大騒ぎになりつつも、誰もが魅了されていく的な。赤毛、ってワードで思い浮かぶ物語ですな。つまり、大好きな展開ですv2015/07/01

Hanako

6
最近の少女小説のきらきらしいお姫様や巫女もの一辺倒は食傷気味だったところ、一昔前のコバルトの匂いのする懐かしい、素朴で可愛らしい表紙に惹かれて読んでみると、内容も大当たり。イギリスの寄宿学校という場所も、異国の血の混じるひとりきりの少女の奮戦も、本当の友達を得る過程も、優しい男の子、意地悪な男の子との微笑ましいやり取りも、みんなわくわくするし可愛い。小学生くらいの頃、ドキドキして読んだ当時のコバルト小説を思い出した2011/11/26

U

6
かーわーいーいー! と叫んでしまうような王道少女小説。面白かった! 少しずつ友情を勝ち得ていく様が微笑ましくて嬉しい。ロジャーだと信じて疑わなかったのですが、この展開に(恋愛面で)はらはらし、最新巻で衝撃を受けました。な、るほど……!(泣) 2011/10/19

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