内容説明
首都警察特務捜査官だったイズーは、ある理由から、署長として田舎の警察署へ赴任することになった。行き先は、世界最後の秘境・ダナーク村。都への未練を引きずりながら、鉄道と馬車を乗り継いで、はるばるやって来たそこは、魔女が箒で空を飛び交う、魔法村だった!それは、暴走少女のビーに振り回される、イズー受難の日々の幕開けで…。マジカル・コメディ・ファンタジー第一弾。
著者等紹介
響野夏菜[ヒビキノカナ]
埼玉県生まれ。『月虹のラーナ』で1991年下期コバルト・ノベル大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まりもん
7
ダナーク村は都会ではすでに存在しなくなった魔法使いというか魔女の村。 女性は全員(他の村から来た2人をのぞく)魔女で、男性の3割は魔法使いという変わった村。そんなところに訳ありで栄転というなの左遷されてきた警察署長。ここに来るまでは潜入捜査官だったイズーがダナーク村のビーに振り回されてる姿が面白かった。2014/01/02
すがはら
5
電子書籍。読み続けたら実はとても面白い。鳥籠の世界観と同じと聞いていたから読みましたが、出だしで淡々と訳あり青年(特に美形描写も無し)の田舎魔法村生活での戸惑いが綴られるばかりだしヒロインらしい華のある娘も現れないしで、つかみが弱いのが残念です。魔法は心踊るものですが魔法村の男性たちはかなり気の毒かと。最後の方になるとちょっとビーがなかなか魅力的な娘に見えてきました。デイルの正体が非常に気になります。2019/09/26
千代
1
積読本消化。先に『鳥籠の王女と教育係』を読んでしまったけど、こちらの方が先に出版されてたのね。鳥籠の方にどう繋げてあるのかこれから楽しみ。キャラも世界もこちらの方が好き。すぐには無理だけど、裏切られ、殺されかけたの心イズーが少しずつ癒されるといいなと思う。とりあえず、ギャラントに期待。おっちゃん万歳。2019/02/23
朱雀
1
再読です。鳥籠シリーズを読んだ後にこちらを読むと、リンクしてる箇所とかもわかり、より楽しめます。ビーに振り回されるイズーが読んでて楽しいです。魔法がなくなっていく世界に淋しさを感じました。2012/04/04
かこ
1
ダナーク魔法村シリーズ1巻。鳥籠より後の時代の話ですが、こっちが先出でした。魔法が伝説になった時代に最後の秘境に赴任してきた警察署長イズーと魔女たちのほのぼのストーリー。鳥籠ではダナークとコスタバールは領主が別でしたがここでは吸収されてる模様。どこでどういうふうに切り替わったのか気になりますね。それにしても「あっち」ってあっちなの?とんでもないことする魔女たちですね。2012/03/24